またやってしまいました。

  小学校の担任の先生の奥様から年賀欠礼のご挨拶状が届きました。2年前、ミニミニクラス会で高校時代の担任の先生の訃報を知り、落ち込んだのに続き、また、予期せぬ訃報でした。

  亡母を例外として、周囲の高齢者は最低でも80代半ばまではお元気なもので、ついつい大丈夫だ、まだ時間があると思ってしまっていたのですが、高校の恩師は70代後半で、小学校の恩師はもう84になられていたのですね。

  特に小学校の恩師については、行こうと思えば、ハードルが高くなくてうかがえる距離にお住まいという油断もありました。
  よく遊びに行く観音崎の手前にお住まいで、最寄り駅からバスに乗る時に、恐らく恩師がお住まいの住宅地の端を通っていたと思うのです。

  思えば、この先生も転校生だった私をおおらかに受け止めてくださりました。先生が教えてくださった横浜市歌のちょっと下ネタ系の替え歌は今も口ずさめます。我が家の近くの小学校で校長先生を務められた時に、ベビーだった長男を連れてお目にかかったきりだったのですが、そちらで教職につかれていたご近所さんから、時々近況をお聞きしていました。例によって「私がごときちょこざいな者が」という遠慮もあったのですが、思い切ってご自宅をお尋ねすればよかったなぁ・・・。

  だいたい一人では行かず、友人と一緒。別行動するのもなんだなと思って、まだまだお元気な筈だから、今度ね、今度という感じで過ごして来てしまったのでした。

  私が年を取るという事は、先輩や恩師はさらに年を取っているのですが、頭の中では若くて元気いっぱいの恩師の姿が生きているので油断してしまうのでした。


  でも、自分が老人にカウントされる側になってきているのですから、会いたい人には会っておかないと、お相手もさることながら、自分の方に不都合が生じる可能性も高い訳です。

  やりたいことはやらなくちゃ!だけではなく、会いたい人にはあっておこう!も加える年齢になっているのを感じます。

 
 恩師のご冥福をお祈りしたいと思います。

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