長らく宿泊予約には東横インを使ってきました。そうでないなら、パックで乗り物と宿がセットになっているもの。

  後者については、宿単体の予約ではないし、いわゆるツアー扱いで、キャンセル規定がそれなりの厳しさ(旅行の2週間〜3週間前くらいから、徐々に代金の総額に占めるキャンセル料のパーセンテージが上がっていく)なのは覚悟していましたが、ホテルについては個人利用では、何日前からキャンセル料がかかるという規定に違いはあるのは分かっていましたが、ネット予約時の変更のルールがかなり違うというのは、全く迂闊ながら知りませんでした。
  もともとは、身内にいつ何があるか分からない高齢者が複数いて、旅の予定を立てていても、ドタキャンをせざるを得ない可能性もあるので、当日午前中までにキャンセルすれば確実に無料でキャンセル出来る(厳密には、当日午後4時以降のキャンセルからキャンセル料がかかるのが現在のルールですが、午前と覚えておけば間違いないので)のが魅力で、東横インを愛用するようになりました。

  また、東横インは宿泊客が多い週末や観光の繁忙期にはやや高くなり、日曜や閑散期はやや安くなるという変動はあるものの、予約した時期によって、大きな価格変動がないし、途中での変更(私の場合、あらかじめ予約しておいたが、行けなくなった人や日数を減らすケースが多い)も簡単です。

  これが、某ビジネスホテルだと、繁忙期では全く価格が違ってしまう上、そんなにホテルの部屋に籠らないよというのに、滞在時間が長大なコースしか選択肢に残っていなかったり、えらくややこしいので、当初利用した事もあったのですが、面倒くさくなって選択肢から外してしまいました。

  東横イン以外のホテルに泊まる機会もありましたが、だいたいキャンセルも変更もした経験がなかったので、今年の春、京都で相鉄フレッサインに泊まるまで、知らなかったのです。

  インターネットで予約した宿泊予定を変更すると、料金がどっと変わることがあるという事を・・・

  具体的には、当初友人も同行出来そうだったので、友人の分の部屋も予約を入れておいたのが、行けないという事で、部屋数を減らそうとしたら、こんな感じの吹き出しが出て来ました。

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 え? 何それ?と思いましたが、初めてだったので、先に進んでみたところ、驚愕!(@_@)

 春の京都ですから、なかなか宿が取れない時期なのは分かりますが、当初予約時の開館記念価格と比べ、倍近くに跳ね上がっていました。あまりに驚いて、大急ぎで閉じてしまったので具体的な数字を覚えていませんが、確か15000円近くくらいにはなっていたかと思います。連泊すると、完全に予算オーバー。

 結局、すぐにホテルに電話をして、事情を話してホテル側に操作していただき、開館記念価格のままでキープ出来ました。 

 このような方式は恐らく主流ではあるまいと思っていたのですが、ちょこちょこ調べたら、むしろ東横インのように価格を上下動させない方が珍しいらしいですね。言ってはなんだけど、かきいれどきにはどさっと稼ぎたいのはホテル業界も同じこと。

 そういえば、今年の8月に台風に向かい京都に行ってしまった時には、ヴィアインのえらく安い価格を見て、足が動いたという実情がありました。夏の京都は暑くて不人気だから安いのか、それにビジネス客の利用も減る日曜日だし、と思っていましたが、あれは宿泊料金を下げても、泊り客を呼びたいホテル側が呈示した、当日予約状況を織り込んでの変動価格だった訳ですね。

 また、ホテルではありませんが、同じく8月に名古屋へ移動する時にバス料金が当日の朝になって2000円という格安が出たのも、同様の事情でしょう。

  ムシが良いとも思いますが、変動価格で安くなるのならありがたいのですが、せっかくずいぶん前に特典適用してもらえる価格で予約を入れていたのが、新たな予約のし直し扱いとなって、一気にアップというのは、ちょっとなぁ・・・なんです。

  実は今回、名古屋のヴィアインでも同じ経験をしました。ヴィアインはビジネスホテルクラスなので、ついつい東横イン並みなWEBの使い勝手を想定してしまうのですが、システムは相鉄フレッサインと同じでした。

  宿泊日程を縮めようと、ログイン後、変更ボタンを押しますと・・・

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 出て来たのが、先ほどの上の画面だったんです。

 もうこの際いいや!と思って、先に進んでみたら、変更の日程の検索をする画面が出て来たので、日付を入れましたが、どうやら満室らしくて、その先に進めなくなりましたので、一体どんな宿泊料が出て来たのか不明です。

 そこでメールで問い合わせをしたところ、早割価格で申し込んだ場合、早割の期間が過ぎると、web操作では変更できなくなるとお返事をいただきました。そして、メールで変更内容を連絡したら、早割価格のまま(連泊での特典価格な場合は、割引は不適用との事)訂正いたしますとの事でした。

 つまりですね・・・

 多くのホテルでは、全部キャンセルではない予約の変更はweb上ではなくて、当該ホテルに直接電話をかけて、事情を話してホテルの方に手動でして貰った方が安全安心って事なんですね。今ごろ知ったよ迂闊なワタシ(;´Д`A ```

 なんでもインターネットで!となると落とし穴がある訳です。特にそそっかしい人は、ボタンをぱっぱとクリックして、もう元には戻せない事態に陥る事も・・・(;''∀'')

 ・・・ってなややこしいのが面倒な私なので、ますます東横インの使い勝手の良さが光るという訳です。

 東横インもホテルの立地によって、また、宿泊した時の混雑具合や、客層によって、恐ろしくうるさかったり、エレベーターになかなか乗れなかったり、ロビーでの食事が激混みで忙しなかったり、おかずやおにぎりが来るのを待たなくてはならなかったりと、当たりはずれがあるし、ほとんどの店に大浴場はないし、で100%の大絶賛とは行かないのですが、予約のしやすさ、変更のしやすさが楽なんですな〜。