今朝のニュースで、配偶者亡き後の生活苦を防ぐために、現行の相続制度を変えようと言う動きがあるというのをやっていた。

  たまたま、昨日の子育て仲間のランチで、相続の話が出たばかり。

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       (これが昨日のランチ。おさかな定食 in 汐留)
  友人の一人は、長子長男の妻。二人の義弟さんたちは悪気はないのだろうけれど、職業柄、海外にいたりして、義父の世話は長子である旦那さんに、厳密に言うと、細かい事柄は彼女がやって来たそうだ。ヘビーな介護はしないで済んだようだけれど、ちょこちょこ出向いて用を足すのは、自宅と義実家の距離が遠くなくても面倒な事。

 ところが、相続となったら、きっかり等分だったそうだ。現行の法律では友人には相続権はない。 しかし、寄与分という事を考慮してくれても良かったのではないかと思うが、旦那さんはいざとなると弟たちにいい顔をしたくて、言いなりだったとの事(こういうの、周囲で割とよく聞く話です)。

  戦前の長子相続にも大いに問題ありだが、たいがいは長子が親を看取っていたので、夫の貰ったものはいずれは妻や子供たちにまわるというメリットはあった。

  今は戦後の、相続は平等という建前なのに、親の世話となると、実態はまだまだ相続権のない妻が行い、その妻に負担がかかったことに対する実子たち、相続権を持つ者たちの配慮がないという、戦前と戦後の悪いところ取り状態になっていることが多い。

 人生相談なんかでも、とても多いのは、この実態不平等さを巡る嘆きや欲得がらみのお話。貰えない側の嘆きと、少しでも多く取りたい側の主張・・・(-_-;)。

 などと言っていたら、義理親の介護をしたら、その分を請求できる権利を付与するとか、父親亡き後、母親と子どもで住居と現居住以外の不動産や金銭的な財産を全部足して分けるのを、母親の居住権を確保して、それ以外で分けるなんて方向性になるかもという事らしい。

  ただし手放しでは喜べない。 義理親の世話をしたらお金を要求できる=妻は義理親の世話をするべきだ!という今でも、有言無言を問わず、じわじわと圧力があるのが、公認圧力になってしまうリスクを感じる。「金やるから、やれ!」と言われても、義実家との間で嫌な思いをしていたり、尊敬できない義理親の面倒を見る事は出来ないから、これをゴリゴリ言うようになると、ますます熟年離婚が増えそうだ。(こういう考え方が大前提だ!となると、結婚したくない女性が増えそうだな)

  そもそも、女性が男性の世帯主の死後に困窮するというのを想定しているのが、いかにも今の日本の建前男女平等、実態男尊女卑を反映しているみたいで、聞いていて愉快ではない。つまり、女三界に家無しが、未だに続く実態という事なんだよね。
  
  私の周囲を見ていると、私の父をはじめとして、年下の妻に先立たれというパターンがものすごく多いのだが・・・・💦 男性は妻に先立たれても、自分名義の家があるから大丈夫って事なんだろな。
 
 でも、実際に伴侶が先立たれた後、生活が立ち行かなくなるリスクが高いのは、生活力やコミュニケーション能力に劣る男性なんだけど・・・そこんところ、どう考えてるんだろ。

  今回の改定に向けた動きの底には「介護は家でやりな」「金やるんだから、女が介護を担え」「男の経済力に女がすがっていくのが既定の路線」という、昨今、じわってる女性を縛る保守回帰が透けて見えるのが、ゾワゾワ違和感が湧く理由なんだろなぁ。

 防衛何チャラ、富国強兵(と言う言い回しは使ってないが、今、政財界が目指してる方向性って、かつてのそれだよね)で、お高い軍備に金払うんだったら、国民が安心して暮らせるためにお金を投じた方が、家庭崩壊、ひいては国力低下を招かずに済んで、結局は芯の強い健全な国になると思うんだけど。

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