時々、会話をしていて、おや?と思う事があります。

  誰かの行動の裏を読み、誹謗する内容です。正直なところ、浅ましいなぁと思います。

  例えば、近所で引っ越しをして町を出た人に対して「あの人は回って来る町内会の役員を逃れたくて、あの時期に引っ越した」なんて言ってみたり、うっかりミスに対して、執拗に「わざとやったに決まってる!」などと決めつけてみたり。

  そもそも人は自分の中で思わない事を思い浮かべるのはなかなか難しい生き物です。

  他人の行動を深読みして、事実と異なるかもしれないのに、勝手に憶測を飛ばす輩は、自分の中に湧いて出た考え方を他人に投影して、ずるい呼ばわりしているとも言えます。
  恐らく、彼/彼女は町内会の役員をやりたくないので、日ごろから、何とか逃れたいと思っているのでしょう。相手がミスをわざとすると思うのは、自分がミスをする時には、わざとやって人を困らせてやろうとしてする場合が結構あるというのを含んでいるのではないでしょうか?

  この手の発想、全くしないで済む人格高潔な人もおられますが、私だって、絶対にないとは言えないです。が、それを口にする浅ましさを思うと、とても言えないです。口にする人って、人の足を引っ張りたい、自分の方が上だと思いたいのでしょうけれど、本音は「自分もやりたい」「ずるしたい」んだと思います。

  口にすることで、周囲に「ああ、この人の本音はこうなんだ」と知らしめているという事を分かっていないのでしょうね。
 
  試しに、この手の浅ましい事を口にする人に、何かちょっと面倒な役目を振り向けてみると分かります。なんだかんだで逃げますよ。自分が逃げたり、ずるける発想があるからこそ、人もそうすると思っているのがよ〜く分かります。

  自分の中に浅ましい部分があるのが分かったら、口にしない事。湧いて来たとしても、別の観点を持つこと。例えば、引っ越しだったら「今どきの建築事情で、その時期を選ばざるを得なかったのだろ」とか、ミスに対しては「悪気はないけど、ついうっかりしちゃったんだな、自分も気を付けよう」とか。

 浅ましく底意地の悪い見方をしていると、人間の格がどんどん落ちていくし、人も離れ、運気も去るのは必定でしょう。

  世間を見回すと、不倫ゴシップで人を大バッシングする輩なども、事実関係の深層は探らず表面的なところのみで判断し、自分ならこうしている筈だからという思い込み、更にはそんな自分のスケベ心を見透かされまいと、不道徳だ!と一見聖人君子面して批判するのでしょうね。


 私、未だに未熟者なので(馬から落馬か💦)、たま〜に浅ましい考えが湧いちゃうのは、事実ですが(私もずるけたいぞ!)、口にしないで、敢えていい面を考えたり、訳あっての事なんだなと推し量ると、人間関係が良くなって行きますよ〜と実感。まだまだ人生修行中です。

人気blogランキングへ