友人のお誘いで、ロウバイ(蝋梅)を見に秩父へバスツアー。

 ところが、何とした事か、降雪予想が出まして、果たして無事に出発できるのかと懸念し、前もって問い合わせしましたが、前日正午の判断で中止ならしますという連絡もなく、目覚めると周囲が所々白くはなっていたものの、先週のような真っ白ではなく、ちらほら雪が舞い散る中、無事に出発できました。

  定刻に無事に出発はしましたが、圏央道から関越道に入るところでチェーンのチェックがあり、やや渋滞。

 南関東の我が家の界隈より北上、明らかに雪深い感じになりまして、添乗員さんは会社や現地と連絡を取ったり、なかなか大変そう。

  会津に行った時には、想定外の現地の大雪で、運転手さん一人でそりゃあ大変だったので、今回は運転手さんは日帰りにもかかわらず二人体制と万全で、なかなか感じの良い対応をしてくれました。

  当初予定の周り順だと、まだ除雪が間に合わない、という事で、本当は最後の立ちよりスポットの観光酒蔵「酒づくりの森」が1番になりました。

  まだ朝ごはんがお腹に残っているし、これから観光するので、買い物意欲は明らかに旅の終わりに比べ、盛り上がらなかったと思います。一生懸命説明してくれる係の方には少々お気の毒。とは言え、お買い物をされている方も結構おられました。

  時間の関係で、ほんのさわりだけの工場見学のときに「日本酒は取って置くと劣化しますから、買ったり貰ったりしたら、できるだけ早く飲むのがおいしくいただくためには大事です。料理酒にしないで下さい」との説明があり、まさにそうしてしまった我が家です。あー、基本的に下戸路線の我が家では買ってはいかん、と思って、試飲のお酒はおいしかったけど、買えなかった渋ちんです。

  次のスポット、三十槌の氷柱に行くまでに車中でお弁当。途中の道の駅の仕込みで、豚味噌弁当です。

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  しかし、これ、多分、スケジュール通りに回れる事を想定しての量だったのだと思います。時ならぬ雪、そして、打順を変えたことにより、どこかで何かをつまめるはずが、以降、追加で何かを投入する機会がなくて、帰りにはすっかり空腹になる、というのはその時には思ってもいませんでした。

  前もって、自信のある方以外は川原に下りない方が、と言われたので、転び易さにおいて自信(?)のある2人組はデッキの上から氷柱を見下ろすだけにしました。

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  三十槌の氷柱、上が人工的に作った氷柱で、下が天然の氷柱だそうです。やはり、人工的な方が目立ちます。夜はライトアップするそうです。

  時間の余裕があれば、目の高さから見たいところですが、時間が押し気味のツアーの悲しさ。慌ててコケるリスクは外しました。
  そういや、これと似た渓谷美の会津の塔のへつりも、雪で危ない、とこれはツアー参加者全員が川原に下りられずデッキからでしたわ。

 雪道という事もあり、移動するごとに1時間程度かかるので気がつくとコックリコックリ。次のスポット、宝登山に着くと既に4時近くでした。

  こちらの目玉はロウバイ。それ以上にパワースポットの宝登山神社でのご朱印を楽しみにしている方も何人かいらっしゃっいましたが、四時半には社務所が閉まるので、ロープウェイに乗ると対応不能と添乗員さんがお詫びされていました。

  元からけちん坊だから、する気はなかったのですが、こういう事があると、ご朱印集めをしてなくてよかったなぁと思うのでした。が、さいわいに社務所の方が残業で対応して下さったとか👏。

  出発前、自宅で早朝に覗いた宝登山ライブカメラでは、雪を被って真っ白で花はいずこに?状態で、果たしてロウバイは見られるのか心配でしたが、ロープウェイの山頂駅を下りて、少し上ると何とか見られました。

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  何とも寒そうで気の毒と思うのは、自分達が寒いからですね。思っていた以上に寒い一日でした。

  ロウバイが清楚な花であるが故に白い雪の中にあると目立たなくなってしまいますが、ほのかな良い香りがしました。

  足元を見ながらのペンギン歩きで、麓の本宮への参拝ははなから諦めましたが、奥宮にはお参りできました。

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  コンパクトながら、聖域を感じさせてくれるお宮でした。

  小動物園もあったのですが、寄れば絶対張り付いて、最終のロープウェイに間に合わないと駆け出して惨事に見舞われるリスクが高いと、これまた二人でリスク回避して麓に戻りましたが、秩父の山々は雲を被り、日が照らないため、到着時に早くも夕方感があったのが、あっという間に暮れました。

  雪かきで精一杯の宝登山では、ちょっとした飲食コーナーも休止のようで、帰り道の休憩所である厚木パーキングエリアまで、皆さんすきっ腹を抱えて車中の人になったのです。

  昨年の10月のツアーは台風で粉砕され、12月のツアーは大雪で時間が押し気味になり、今回も雪で打順が変わり空腹、とまぁ、何とも間の悪い事が続きますが、そういう方が印象深く思い出になりますね(日ごろの行いのせい?💦)。

  元は18:10に出発地に戻る予定が20:30くらいになり、しかも空腹。

  当初は帰宅して何か食べるつもりでしたが、ファミレスで何か食べよう!となりまして、食べたお安いドリアがすごーくおいしく感じられた事でした。

  
  実は秩父は父方の先祖の地、長らく一度は行きたいと思いながら、同じ関東とは思えない程交通の便が悪くチャンスがないままでしたが、やっと初訪問できました。

  雪景色を見ながら、秩父小町と呼ばれたという娘時代の祖母はどこを歩いたのかしら? すれ違った人が振り返る程の美男子だったという大伯父は?と思ってしまいました。

  残念ながら、どこにも秩父小町や見返り美男子の素養は流れて来ませんで、母方の祖父のごっつさと、母方の祖母のおへちゃだけ貰ってしまった奴ですがf^_^;

  
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