いや〜、男子フィギュアシングルの決戦、すごい試合になりました。

 どん底気分のショートから一夜明けてのフリーで最高順位たたき出したネイサン・チェン選手。オリンピックにはスモールメダルが無いのだそうですね。四大陸選手権などでは、ショート、フリーのそれぞれで最高得点を挙げた選手に総合順位で授与されるメダルとは別の、小さめのメダルが授与されるんですが・・。

 ソチの浅田真央さんをほうふつとさせるフリーでの大幅巻き返ししたネイサン君、4年後が楽しみです。
  
  そして、アメリカ10代は他にもビンセント・ジョウ選手のジャンプもすごかった。その一方で、アダム・リッポン選手はいつまでも見ていたいようなしっとりした情緒ある大人のスケーティングを見せてくれました。

  相変わらずイスラエルのビチェンコさんは幸せをくれるスケーティングをしていたし、カナダのキーガン君は競技では使えない帽子や杖と言ったチャップリンの持ち物が見えて来ちゃうような滑りでした。ミーシャのしっとりも素晴らしかったし・・・ボーヤンもショートに続く好演、惜しくもメダルは逃したけれど、素晴らしかったです。

  これが最後の試合となるというチェコのミハル・ブレジナ選手、カナダの至宝パトリック・チャン選手。それぞれにミスはあったけれど、心に残る演技でした。特にパトリックは小塚さんと並んで「ツルスケの雄」とされて切磋琢磨していた時期があるだけに、本当にお疲れ様と思います。しかと目に焼き付けた美しい滑り。

  刑事君、最初のジャンプこそ残念でしたが、その後はフェリーニメロディーをしっかり滑れて、良かったです。

  未だ興奮冷めやらぬし、見どころ満載でとても書ききれないですわ。

  恐らく後程、瞬間視聴率爆上げという報道がされると思いますが(そして、鄙な我が家では関係ない話ですが、新聞の号外が舞う!)、この時間帯、同時に、国民栄誉賞に輝いたばかりの羽生善治さんが、藤井五段に敗れるという、藤井さんにとってはすんごい快挙があり、読み方は違うけれどw羽生大事件がある歴史に残る1日となりました。
  

  羽生さんも、昌磨君もおめでとう。そして念願のメダル獲得のハビエルもおめでとう!

  昌磨君については、小塚さんが欠席して大がっかりだった、私にとって初の名古屋フェスティバル観覧の時、関係者しか利用できない階段から、ちょこちょこちょこっと駆け上がってきて、きょとんとした顔をして左右を見回し、にこっとしてまたおりて行った姿に射抜かれた(至近距離です!)のが懐かしい思い出です。

  ハビちゃんは世界王者になる前のTHE ICEのショーナンバーで、ものすごいサービス精神と体力にビックリしたのが懐かしいです。

  ゆづはまだジュニアから上がったばかりくらいの時のアイスショー、カーニバル・オン・アイスで、息切れして、ジャンプを片端失敗して残念だったのを思うと、本当に素晴らしくて、ものすごい努力したんだなぁとひたすら感嘆するしかありません。

   
今晩も夜、小塚さんの解説付きの番組もあるので、またしても「誰も寝てはならぬ」日になりそうです。

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