3月半ば、ミシンが壊れた!と嘆いていたことがありますが、その時にやろうとしていた事、本日やっとこ一応完成を見ました。

 そもそもは20世紀のバブリーな香りのするホテル仕様の死蔵タオルを何とかしなくちゃ!で始まりました。

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 この手の分厚い、ホテル仕様がうりもののタオル、使っている分にはちょいゴージャス気分なんですが、かさばる、乾きにくいが難であります。
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 まだ今治タオルだ、泉州タオルだなどという前の、黙っていればタオルは日本製という時代のロイヤルなんて冠したもので、多分、実家に届いた到来物だったのでしょうけれど、もったいながりの昭和一桁生まれの母が温存したのか、それとも、やっぱりご家庭向けではなかったからか、結局、ちょいと使ってみたけど状態で死蔵されていて、それを引き取った我が家でも死蔵したのです。

 実家由来のタオルは随分たくさんあって、薬物依存症の方たちの支援機関DARCが甲府に出来たので、あらかたそちらに送ったものの、これが残っていたのは、やはり中途半端に使いかけだったからかと思います。

 で、長年の洋服ダンス内での備蓄死蔵の末、断捨離出来ないのなら、とにかく使っちまえ!という事で引っ張り出して、現使用中の泉州タオルサイズに合わせて、と言いつつアバウトに裁断。

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 切りっぱなしの端を3つ折りで手ぬいと思ったら、分厚くて面倒くさい。では、ミシンのジグザグでやっつけ仕事をしよう!と思ったら、ミシンが動かなかったというのが3月の事態でした。

 当時はネットでいいミシンはないかと探したものの、結局、今に至るまでミシンを買う事もなく、部屋の片隅で切られたタオルは埃を浴びつつたり、排出したり状態で放置していました。我ながらだらしない・・・と内心忸怩たるものはありました。

 ミシンを買わないのなら、やはりここは手ぬい。はたと思い出したのは、在庫している白いリネンの端切れ。キットを買って縫ったスカートやポーランドリネンの古シーツで作ったチュニックなどなど。このハギレでバイアステープをつくりゃいいじゃん!

  タオルが厚地なので、服の襟ぐりや袖ぐりによく使う12mm幅より18mm幅が良さそうです。

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 切りっぱなしの端っこに作ったバイアステープを縫い付けます。

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 後は洋服などと同じように挟んで縫いますが、服よりは荒っぽくていいや。洗面所で手を拭くのに使うタオルの端の始末をしげしげ見る人はいまい!

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 という事で3枚のフェイスタオルが出来ました。とはいえ、1枚は短め、2枚は長め。短いのはトイレ用にして、あとの2枚は洗面所で使おうと思います。

 この手の「そのまんまだと使えないものを何とかする」(いわゆる)「廃物利用」というのが、どうにもこうにも好きで楽しい昭和の人間であります。(^^ゞ

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