友人からチケット2枚を貰っていたので、別の友人と共に、横浜高島屋で開催中の与勇輝展に行く事にしました。

しかし、行ってビックリ、最終日というのに加え、会場が手狭ということもあるかと思いますが、入場券販売箇所に行列、入場口に行列、中に入ると作品前に団子状に人が固まり、と言った具合で、与さんの作品の人気の高さがわかりました。
与さんと言えば、どうしても思い出してしまうのが、かつて祖母の人形たちが銀座松屋で展示された時に、上階で開催中の与さんの展覧会に向けてエスカレーターで上がる人たちのぎっしり具合です。バブルの時期でした。

あの時は与さんの余波で祖母の展示コーナーにも沢山の方が立ち寄られ大盛況でしたが、祖母自身が与さんの作品を高く評価していたし、両親も祖母も元気だったことをついつい思い出してしまいます。

人垣の間からチラ見の感じになりましたが、あれからン十年、作品群は昔の子どもたちの姿を活写したもの、妖精や今に生きる大人や子どもなど、幅広く、与さんが脚光を浴びた時に言われた「布の彫刻」という言葉も思い出しました。

物販コーナーのレジも行列が出来ていました。

 激混みの場所は今一つ得意ではないのと、友人が車を出してくれて交通費をかけていないので、元取らなきゃ感がないのと、いざとなったら河口湖にミュージアムあるよね、という訳で、サラサラと流す感じになってしまいましたが、その分、階下にある落ち着いた雰囲気の美術サロンで土屋禮一さんの日本画を楽しんで参りました。

 ちょうど昼時、ムービルそばにある回転すしのお店ではサラリーマン向けの600円なり〜のちらし寿司(1番人気とメニューに書いてある)をいただきました。ネタの量はお値段相応なれど、生シラスやホタルイカの煮つけなど、なかなか楽しい内容でした。

 相変わらず途中でいったん外に出る迂回を余儀なくされる横浜駅西口から東口に抜けて、そごうの美術サロンへも行きましたが、こちらは川合玉堂の作品の展示販売。小品で100万円単位、作品によっては桁が違いましたが、亡くなってかなり歳月の経った著名な画家の作品、散逸する事になるのに、どうして販売するのだろう・・・と不思議でもありましたが、その辺りは美術品通ならご存知の事情があるのでしょうね。不思議ではありましたが、ちょっとした美術展レベルの作品を楽しめました。

  手芸達人の友人、残り糸消化のために、座布団カバーを編んでいるとかで、中身のパンヤというかウレタンを買いにベイクォーターアネックスのユザワヤに寄りましたが、まぁ、色々な種類の手芸洋裁用品がいっぱい。あれもこれもやりたくなる人はやりたくなるんだろうなぁ・・・(不器用なので、やりたくなりません(;^_^A)。

 牛に引かれて善光寺参りならぬ、与勇輝展に引かれてデパート詣で。チケットをくれた友人のお蔭で近場で楽しい半日を過ごせました。(^-^)

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