長いような短いような滞在も今日で終わり。

   朝から雨模様でさっぱりしない天気ですが、かえって後ろ髪を引かれる思いにならず、それはそれで助かりました。

     子どもたちが小さかった頃には、あれこれかさばる荷物をまとめ、車に押し込み、最後に子どもたちを温泉に入れて深夜割引目当てに寝かし付けて帰るなんて荒技をこなしていましたが、今や二人きりですし、深夜割引ではなくて、E T Cの休日割引を使い、土曜日に帰ることが出来る身の上となり、更に長年の移動で、ルーティンはほぼ出来上がっているので、以前よりは楽になりました。
   生ゴミは全部コンポストへ。持ち帰りはプラごみ、瓶缶、そう多くはない紙ゴミで、衣類や雑貨、パソコン、食べ尽くせなかった僅かな保冷品と友人から貰ったたくさんの野菜を積み込みます。

     同時進行で掃除機掛けなど。友人がくれた除湿機が大活躍で、昨晩の温泉に持参したタオル類を無理やり風呂場につっこんだ物干しに掛けて、乾燥させかたがた、浴室の湿気取りもしました。

      寒冷期前に確実に一回は来るので、水抜きはしないので、この面もラクでした。

    日曜出発だと早く出ないと確実に笹子トンネル、もしくは上野原辺りから渋滞が起きている状態になりますが、土曜日の出発だと、混むのは反対車線なので、割合のんびり11時前くらいに出ました。

    案の定、反対車線の下り方向は談合坂サービスエリアの辺りが東京方面からの渋滞の先頭になっているようでしたが、上り車線はスムースでした。とは言え、ちょうど昼どきに差し掛かった談合坂サービスエリアは大賑わい。

   談合坂サービスエリアでは必ず寄る屋外テントの売り場、やさい村で買い物ですが、今年はトマトが無い! 野菜をくれた友人も、今年のトマトは尻割れ(ヘタの側から裂け目が入ってしまうのをそう呼ぶようです)が多くて不作と言っていたので、気の置けない仲だからいただけた尻割れトマト、売り物にはならないのでしょう。

   ですが、ご面相は悪いけれど、完熟の尻割れトマトは甘くてとても美味しいです。

     談合坂での休憩後、何と合計4回も事故、故障に遭遇。一番大きそうな事故が東名高速上り線の玉突き事故でしたが、どの場でも大怪我された方がいなさそうなのは幸いでしたし、ものすごい渋滞という程ではなくて助かりました。

   談合坂サービスエリアまでは雨がポツポツだったのが、東名高速の横浜でおりるくらいから夏空に。

    自宅に近い一般道では初秋をわせる空とは言え、光が強烈。ガラス越しとは言え暑くなり、朝方のひんやり感が嘘みたいでした。

    一か月も留守にしていないのに、一般道を移動中、何年も離れていたような気分になったのが不思議です。

    一番浦島感が募ったのは、遅めの昼食を取りつつ、ちょうど予約していた本が入ったとのメールが来た市立図書館にも寄れる、とお馴染みの大型スーパーのフードコートに入った時でした。

    すごい人だ!

     以前も書いたように南北格差のある横浜市の衰退エリアとして取り上げられる地域なのに、人、人、人。

    ここが人口減少で問題になるなら、八ヶ岳の麓はどうなんだ?というところで、1日の朝と午後では違う時代にワープしてしまったような錯覚に陥りそうでした。

    そんな浦島感も、ただいまー!と自宅の玄関ドアを開けてみれば、出発した時と殆ど変わらず、やっと現実に着地した感じでした。

    すぐさま昨晩の温泉セット始め、持ち帰りの台所や洗面所のタオルなどを洗濯して干して(とりあえず出来るものだけでも洗っておかないと、明日一斉に洗うと干し場が無くなりそうで(^^;;)、すっかり日常に引き戻されました。

     晴れてはいたけれど、恐れていた程は暑くなくて、ホッとしたけれど、やはり、昨日のダメージが若干残っているのか、疲労感に勝てず、早々と主婦業のシャッターを下ろしました。

    最後に思ったのは、バカンスはひと月なんて当たり前という国の人たち、浦島感を抱かなず日常に戻れるのかな?です。多分そうなんでしょうね。日本人は勤勉さを誇りますが、逆に休暇をうまく取れない、過ごせないとは良く聞きますが、確かにそうかも?と思わされる浦島感でした。f^_^;