北海道の地震、ブラックアウトとその後の節電、物資の不足などのニュースを見て、昨年お世話になった函館のご夫妻に、とりあえず一番アナログな方法で、絵はがきにお見舞いを書いて投函しました。

    果たして無事に届くのか?と思いましたが、ちゃんと届いたようで、お礼の電話がかかって来ました。
   函館はそんなに大きな被害は無かったようで、ご家族や親しい方々はご無事で、お店も再開されたとの事でホッとしました。

    しかしながら、お電話くださった奥様は地震のあった時にちょうど札幌に滞在中で、ごきょうだいに会って会食したりして、ホテルに戻り寝ている時に地震に見舞われたとの事。新規オープンのホテルだったため、従業員さんも今ひとつ不慣れでバタバタしてしまったとか。

     札幌に移動の時には関西に大きな被害を与えた台風の余波で列車が遅れ、函館に戻る時にも列車が遅れ、で駅で四時間待ちになったり、70代後半の方にはきつかったと思いますが、札幌在住の若手のご親戚が助けてくれたそうで、無事ではあったけれど、大変な思いをされたようでした。

      函館に残っていたご主人との連絡がなかなか取れず、携帯電話が時々繋がる状態で、僅かなすきに無事を確認したとかで、東日本大震災の時に、車で移動中で、息子たちからショートメールや電話が来ても直ぐに切れてしまったり、返信が出来なかった事を思い出しました。

      あの時には乾電池が品切れとなり、関西出身の友人が、友だちから送って貰ったという電池を分けてくれるという経験をしたので、何か買えない物があればお送りする旨を書いたのですが、いっときの品不足も徐々に解消しつつあり、パン屋さんでパンを焼いてくれるようになったり、生活ペースがもどって来ているそうです。

     函館のご夫妻については一安心ですが、被害の最も大きかった地域の復興には長い時間がかかりそうですし、観光地のキャンセルが相次いでいるとか。大好きな人が多い北海道だけに、たくさんの支援が寄せられますように。

     電話をいただいた時には神戸出身の友人宅でお茶をしていたのですが、ご実家に行った時に、この夏におそいかかったさ台風のため、近隣の家屋の損壊など、大きな被害を受けている場所を何箇所も見たそうです。

     ご実家も傾斜地に建っているために、ご母堂が不安に感じられ、のり面の強度の検査をして貰ったそうですが、問題無しで、安心したとの事でした。

     本当に災害の多い平成最後の一年ですが、〆は穏やかでありますように。