昨日、ドドドドっとお別れと書きましたが、やっとこ手放したモノたちに比べ、案外あっさりと手放せてしまっていたものが結構あるのを思い出しました。

    私基準で、ですが、比較的冷静に手放せたのが食器。
   
     引き出物が多かったのですが、深川製磁の夫婦湯呑みとか、銀座和光のガラスのボウルとか、クリスタルのペアワイングラスとか、名称だけ並べると、なかなかのブランドですが、その割に執着が少なかったのは(0とは申しませんf^_^;)、結局、自分が食に対する執着が少ないのが一番!

     ありていに言えば、それなりの彩りでそれなりの栄養補給が出来ればいいじゃん!であり、季節感あふれる盛りつけの工夫をしたり、それ以前の調理に細やかな気配りをしない人なんで・・・文字通り味気なし!  でも、きれいなお料理を見たり味わったりは歓迎ですが。f^_^;

    また何かの記念日ごとに乾杯!なんていう素敵なカップルというイメージが皆無な日々⤵️だったので、ペアモノは要らんわ!でした。この先も要らんしな。💦

    だいたい夫婦物の食器って、私の若い頃は殆ど男性ものより女性ものが小ぶり、というのも男性並みの掌サイズの私がそっぽを向いた理由ですが。💧 おかずを多く見せてくれる小皿は好きだけど、ちっちや過ぎる食器はデミタスも含めて苦手じゃ!

   そう言えば、晩婚だったが故に、結婚式のご招待を受ける一方で、これは使い切れないな、という引出物を黎明期のリサイクルショップに持ち込んだ奴でしたから、食への執着以外に、山ほど食器を持っていた母の暮らしぶりに、内心密かにあーはなりたくない、と思っていたのかも。

      ちなみに母は料理上手でした。私の料理下手は母の実母である祖母似です。

     食器の次に処分しやすかったのは服。自分で買った服については、体型が変わってしまった出産後、もうあかんわ!でそれこそドドドドと処分しました。スカーレット・オハラの細腰にはとても敵いませんが、ウエスト7号時代が私にもあったのです。それがいつしか・・・・・(^◇^;)   しかし、そこまで違うと思い切れるというものです。

    一方で非常に処分しにくいものが紙類といただきものでした。

     引出物だっていただきものじゃん!と言われそうですが、私の中では、大勢に向けて規格内から選ばれる引出物は、そのほか大勢感があるので、処分してもそんなに心が痛まないのですが、個別のいただきもので、特に手作り品などは踏ん切りがつきません。

   だから、自分も相手の都合を聞いてからしゃないと手作り品は差し上げません。

     手作りはもとより、親しい方からの儀礼的ではないいただきものを手放すのは、あなたのためにという思いを無碍にする感があって躊躇しがちで、実のところ、今も、うーむ、と考えているものがございます。

     そして紙類。書籍も含みますが、書籍はものによっては処分出来ます。処分してもまた借りられそうな本など。つまり名作。逆に図書館でも置いていなさそうな本、迷作?(失礼!)の方が手放し難いです。

      もっと厄介なのが、パンフレットなど無料でちょうだいした紙類なんですよね。特に旅先で貰うものは、次の訪問の参考になりそうではあるし、京都や鎌倉になると、地図に掲載の店がコロコロ変わるのが面白かったりします。八ヶ岳も結構店の変化がありますが、閉店した店に行かないために、新規開店はどこか?とか言いつつ、見比べる。どんだけヒマ人なのでしょうねぇ。

    ただだから、捨てられるはずなのに、ただだから捨てられない!のがドケチ虫の持ち味です。って、そんないいもんではないですね。

   しかし、流石にあまりに溜め込み過ぎたので、この夏、密かに八ヶ岳の家のプラスチックの引き出し型ケースから古い地図や観光案内を引き抜き、密かに持ち帰り、密かに資源回収に出しました。

    何でも密かにしなきゃなのが、モノ好き溜め込み魔がいるご家庭の泣き所ですね〜。見られたら最後なら、見られないようにするのみ!

    ちなみに書籍や書類などにこだわるのは、教養に自信がないからと読んだ事がありますが、確かに薄っぺらいぞ、ぢぶん^_^;

   余談になりますが、溜め込み魔ほど、使っていない殆どの物、とりわけ身銭を切っていないもの、ノベルティとかオマケの類は存在を忘れていますね。

    もちろん、当人が私物として隠匿したものに着手はイエローカードですが、共用のもの、家庭用雑貨として、死蔵しているものについては、見ざる言わざる聞かざるでGO!ですわ。

      最後にもう一つ、存外処分しにくいのが、わざわざ買わないのだが、時々使うかもな梱包資材や紐、リボン、ネジ、釘、厚紙など、何かに化けそうなものたちです。

     昨日お別れの品を入れた袋の上に被せた靴やバッグが包まれていた不織布とか、清掃局員さんが怪我をされないように割れ物を包むためのプチプチとか、何度も繰り返し作ったハギレのメガネ置きの型紙に使った厚紙とか。そうそう、ハギレもその一つです。

   いいものは簡単に手放せて、これなんだ?と傍目に思うものが手放せない、これが貧乏性ってやつなんですかね。

    兎にも角にも、食べること着飾ること、ならびに夫婦でいることの優先順位は低いのが判明しましたっ!!  


    
      
    番外ですが、やはり子どもたちが小さい頃に作ったもの、使っていたもの、亡母が孫たちのためにと編んだベビー服などは思い切れませんね。当の本人たちにしてはヘッ、何そんなもの、まだ取ってんの?なんでしょうけれどね。

  という事で、これらは俎上に乗せるのはまだ先で、現状は番外扱い。甘いですかねぇ?