念願の足立美術館訪問しました。

    米子駅→安来駅→送迎バス(補助席まで満席で積み残しありの第一便💦)→美術館

   ちょっとびっくりしたのは鄙びた駅に沿うように日立金属の工場が鎮座していた事。日立って関東の企業のイメージがありましたので。

   というのはともかくとして……

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    十五年間連続日本の庭園美世界一だそうで、紅葉が始まり、緑に紅がフォーカルポイントになり、とても美しい!

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  誰が撮ってもきれいに写るはずの額縁の庭が意外にきれいに取れなかったのは、プリンスアイスワールドの写真を撮っても良いふれあいタイムに好きな選手の写真がピンボケになるようなものでしょうか?

     創立者の足立翁が住まいの壁に穴を開けてしまい、そこからの眺めを掛け軸と見なした場所も見られますが、掛け軸の向こうは人だらけでして、画的にはちょっと💦

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    ただいまの特集は横山大観とほぼ同時期に活躍した日本画家たちの競作仕立て(実際の合作もありました)で、同じテーマや同じ素材をそれぞれの個性で表現した画を並べて展示。

   さらに紅葉の時期だからでしょうか。プラチナ箔をふんだんに使った豪華絢爛な紅葉図屏風も目を引きました。

    そこから先がツアーじゃ出来ないことをして悦に入りました。

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  お庭を見ながらご飯だよ〜。窓に面した席には座れませんでしたが、図々しいオバハンはお庭があまり見えない席なら諦めますとお断りして、窓際ではないけれど良く見える席をご用意くださるとの事で入店した次第です。f^_^;

   いずれにせよ、団体様対応が出来ないサイズなので、個人で行ってよかったです^_^。

     そして、陶器館、新館も恐らくはツアーではスルーでは?

     陶器館の入り口でもこんな景色が見えました。

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   とても迂闊でしたが、五月に行った京都の河井寛次郎の作品が何でこんなにたくさんあるの?と思った一階、彼は地元安来の出身だったんですね。五月に年譜を読んでいたはずなのにすっかり抜け落ちていました。

    そして二階は北大路魯山人。昔、緒形拳さんが魯山人を演じたドラマで、彼が次々に女性を変える好色漢な一面もあった事までも描いていたのを思い出す年譜がありましたが、食に美に貪欲だと女性にも貪欲なのでしょうね(だから、私は美にも食にも疎いぞ😅)。

    さらに新館には足立賞受賞作を中心に現代の日本画家の作品。これがなかなか良いのです。

   しかし、それと共に現代の日本画家が題材をアジアに見出す事例が多く、指導教諭が平山郁夫氏だったと明記されている画家もおられたにせよ、今の日本では日本画家の創造性をかきたてるに足るものが減っているのかも、と思わされました。

   ミュージアムショップをよく見る時間が無かったのですが、夕方までもう一つ眼福だ!と欲張る事にしたので、12時半の送迎バスで安来駅に。

   これもかなり満席で助手席に座らさせていただいたところ、とてもフレンドリーな運転手さんで、これから紅葉がますます美しくなり激混みになりますとか、向こうに見えるのが大山などと教えてくれました。

    元々一時半くらいを考えていた送迎バスを早めて正解でした。ギリギリセーフで松江に行く普通運賃の列車に乗れて、良かったぁ!

    松江編に続きます。