トクサツガガガの項から、親子関係について思いを巡らせがちです。

 なぜかというと、トクサツガガガの項に書いたように、私は主人公のように「女の子はこうあるべき」と迫る母親に抵抗しきれなかったからです。

 明日が最終回なので、この親子関係がどうなるか、楽しみに見たいと思います(親子関係なんてぶっ飛ばした展開になっているかもですしね)。

 そして、女の子はかくあるべしの押し付けから、親が望む優等生への枠、などなど考えていると、えらそ〜に子どもに指示出している親ですが、本当は多くの親が人としては未熟なんだよね〜と自分も含めて思います。💦
  その未熟さが突出して現れるポイントのひとつがきょうだい格差。

  親御さんが口では「公平に扱っている」と言いながら、傍目には明らかにきょうだい間で差をつけているという事例、身近に見ることもありました。こういうのって、当事者より他人のほうがよくわかる岡目八目の典型なんですよね。

  生物的な感覚からもあるのかも知れませんが(←想像)、母親はどうしても男児に甘くなりがちだし、父親は女児に甘いケースが多い・・・(男尊女卑思想に基づく場合も結構あるようです。跡取りだから男児には厳しくとか、どうせ結婚して家庭に入るのだから、女児の教育にお金をかけることはないなど)というのは結構聞きます。
 
  上の世代の、子どもが3人以上いるご家庭も多い時代から、子どもは2人が多数派になっていた時代に生まれた私ですが、自分も含めて、跡取りとみなされた兄または弟と差をつけられたという話はちょこちょこ聞きますが、深刻なのは同性同士で差をつけられたと感じたケースのようです。

 私の周囲の同年代だと、多くがきょうだいが2人きりで、一対一の関係になってしまうから、ひいきされなかったと思い込んだ側の劣等感が際立つようです(ひいきされた側は、自分がひいきされていると意識しないようで、実態を喧伝されたことがないので、カウントできません)。

 学生時代、同学年男児で「弟のほうが優秀だったので、高校時代は暴走族に入ってた」なんて言っていた学生がいました。私が子どものころはジェームス・ディーンがリバイバル人気でしたが、彼の代表作「エデンの東」も父親が信を置く優秀な兄と、父親に疎まれていると思い、やさぐれた弟を描いていました。日本の神話でも兄弟で争う海幸彦山幸彦もいますし、聖書によれば、そもそも人類最初の殺人事件、カインとアベルは兄弟間の嫉みが原因ででした。

 自分が女性であるためか、兄弟間の話って、リアルな話はあまり聞かないで済んでいます。

 が、姉妹の話は結構聞くことがあり、親から受けた「愛されていなかったand/or大事に思われていなかった自分」という爪痕は深いなと思わされることが多いです。

 お互いの黒歴史を知るので、気兼ねなく話せる友人がいますが、年年歳歳、彼女の口から出てくる「母親は美人で秀才の姉ばかりひいきしていた」話が濃厚になっています。親御さんが高齢に達し、お世話や相続が射程距離に入って来るから、もはや親御さんにその思いをぶつけることも出来ず、しかし、相続などもひいきされて来た姉が全部持っていくだろうという疑心暗鬼と、実際に実家に置いてあった彼女の着物まで姉が勝手に持ち出したなんて事もあって、不満が増大。

 高齢になって、いろいろなことを忘れてしまった母親に対し寛容な気持ちになるどころか、子どものころから心に受けていた傷がより深くえぐられてしまっているようです。最近は「母親は私を虐待していた」と言う言葉が出ましたので、トラウマが相当なものです(聞けば、虐待と言っても、最近のニュースで涙を誘っているようなひどいレベルではないのですが)。

 ほかにも「美人で出来る姉」と比べられて話は複数聞きました。これがまた「美人で出来る妹」だったりすると、年長者の面子がつぶされるが加味されて、さらにドロドロになるようですが、幸か不幸か、身近では聞くことがありません。

  先述のように、ひいきされた側はそれが特別と意識しないし、親は潜在意識にふたをしているのだかしていないのだか、よほどの場合でないと、自分がしているひいきを認めませんが、初老に達した人間が、いつまでも苦しめられているのを見ると、なかなかに罪深い所業だと思われます。

 でも、一心同体ではなくて、それぞれ個性があるからこそ、わが子であろうとも相性というものがあるのも否めません。心情的に、相性がいい相手と接したいという思い、どうしても湧いてしまうのが普通かと思います(相手がわが子以外ですけれど、私はそれを公言していますし💦)。それを抱えながらも、子どもの心を傷つけないように、人生を親の望む方向に捻じ曲げないように育てていくって・・・本当に難しいです。

 育児は育自という言葉があるのも、こういうことを含んでなのでしょうね。


 最後に、親のひいきのために苦しんでいる人たちもいますが、それ以上にたくさん、きょうだいと仲良くやっている人もいることを書いておかないと、ですね。(^^ゞ

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