朝、珍しくザッピングして、目に入ったのが、乱横断の話。京都で地元民のみならず観光客もやらかしているという場面を見て「お、修学院駅だな」と即わかりました。正解!

 という事を言いたかったのではなくて、横断歩道や歩道橋を使わず、道路の適当な場所を横切ってしまうのを乱横断と言うらしいです。

 ほとんど車が通らないような道、住宅街や田舎の散歩道みたいなところなら問題になりませんが、そこそこ交通量が多い場所での乱横断が大きな問題になっているようです。

 そこそこ・・のレベルがわかりませんが、むか〜し、乱横断という言葉もなかった時代に「なんだってあんなところをいきなり横切るんだ」と結構な交通量の道路を横切る人たちを見て思っていたものでした。

 壮年の人の横切り方も危ないと思ったけれど、やはりシニア層のひょこひょこと、あるいはよろよろと横切る姿に「危ない!」と強く感じていました。
 が・・・気が付くと、自分も時々やらかしています。さすがに両側4車線道路や6車線道路のようなド幹線道路では恐ろしくてできませんが、両側2車線レベルの郊外だと、たま〜に。それに、鎌倉の段葛のような信号待ちやら渋滞やらで、停車の列がなかなか動かない場所だったりすると、ついつい(;^_^A

 若い頃に「あんなことしちゃあかんぜ」と思っていた困ったちゃんと化しそうな自分にはたと気付いて思うのです。

 自分は比較的健脚な方なので、物理的に動くのが嫌ではないはずなのですが、要するに余分な動きをしたくない、時間をかけたくないという、残り時間が少なくなって来ているからかの老人心理に陥りつつあるのです。

 余分な時間をかけて遠回りしたり、ぶらぶらと楽しむという余裕がない。もちろん、旅行や散策などではありなのですが、日常生活ではそのような気持ちの余裕が持てないし、たぶん、脚は動いても、全体の動作が鈍くなっていて、てきぱきとこなせない分、どこかで焦る、あくせくしてしまうのです。

 思えば、テレビ番組のCMは見たくないから、敢えて録画して、CMカット機能で切ってしまってから見たりするし、同じことを何度も繰り返すバラエティ番組なども見ていて、ぎ〜〜〜💢となって、お気に入りの人が出て来なけりゃ、見る気もしない短気っぷりです。

 もともと怠け者のくせに、さっさと片づけたい(それをして邪道とか手抜きという)傾向のある人なので、それが加速してきました。

 が、基礎能力は落ちているわけだから、どっかちぐはぐ。

 結局、自分がやりやすいショートカット現象のひとつが乱横断なんだなぁと思う次第です。私の場合ですが・・・。

 もちろん、シニアに乱横断が多いのは、体力面は大きいでしょうね。


 乱横断には体力と待つ力の退化が表れていますね。(;^_^A


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