今回の旅、そもそもは旅仲間の一人が「足立美術館行きたい〜」と言っていたので、調べてるうちに見つけた格安ツアーに申し込んだという次第です。

 旅好きには、毎回異なる場所を訪れるのが好きなタイプと、気に入ったら何度でもリピートするタイプといるようですが、私は後者。対しまして、行きたい〜!と言った友人はどちらかと言えば前者。なもので、私にとって再訪というのは、彼女にとっては勝手がわかって好都合だし、私は気に入った場所にまた来られて嬉しいしのwin&winなのです。


 まずは本日の朝食。

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  昨晩のバイキングであれこれ食べ過ぎたから、と珍しくパン食にしましたが、だからと言って量を減らしたわけじゃないのはご覧の通り。

  てんこ盛りのツアーが特色のクラブツーリズム、今春の福島ツアーのような例外もありますが、今日も集合時間は7時50分と早いです。

 まずはこちら。

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 1年とあけずにまた来てしまいました。

 今回は団体ならでは特典で、一般開園より早めの入園。どうりで、前回、シャトルバスの第一便で到着した時にはすでに先客のクラツーさんたちがいて、美術館の方のお庭についてのお話を聞けた訳です。

 開園前なので、お手入れ中の職員の方たちの姿が見られましたが、それもまたなかなか貴重な機会ですとは、何事も前向きなバスガイドさんのお言葉でした。

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 大きな窓ガラスから、美しいお庭を拝見しつつ傾聴の説明、印象的だったのは「年中無休で毎朝、必ず職員たちが落ち葉を拾ったり、草をむしったり手を入れている」というお話。だからの庭園美なのですが、毎日コツコツと積み重ねて行くって、すべてに通じる王道の努力姿勢ですね。

 節約然り、勉強然り、貯金然り、スポーツ然り、お片付け然り・・・・(順不同💧)

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 本当にトップ入館だったので、前回訪問時より人が少なくて、足立翁邸からの掛け軸は人の映り込みが少なかったです。

 しかし・・・ちょっと考えさせられる出来事は、誰もが写真撮影をしたがるこの窓辺。

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 費用や時間をかけて来たのだから、いつまでも見ていたい気持ちは分からないでもありませんが、ガラス窓に張り付いて、後ろでシャッターチャンスを待つ方たちに全く気付かず話し込む方たちがいらっしゃいました。やっぱり気配を察して、後ろに下がる、ほかの場所に移るなどの配慮が必要ですね。私も気を付けなくちゃ!

 ツアーとしてはたっぷり目の120分の滞在でしたが、やっぱり最後の方は駆け足。もちろん、喫茶とか軽食を楽しめないことはないですが、その場合、作品鑑賞をカットする覚悟は必要です。

 なお、今回の展示の目玉は足立翁が何としても入手したかった横山大観作、霊峰富士が靄の中から顔を見せる幽玄な世界を描いた「雨霽る」でありました。

 美しい庭と芸術作品を堪能後はまた長距離移動です。ガイドさんのユーモアあふれるけれど、寝るのもどうぞご随意にという美声を子守唄にうとうと。

 あいにく雨が降り出してはおりましたが、事前の気象情報で恐れていた雷雨、豪雨ではなくて、無事に到着しました、こちらも46年前の旅行以来の鳥取砂丘。

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 いや〜、リフトで移動なんて、こんなものなかったぞ。3分ほどで砂丘の端に到着。リフトを降りたら、ありがたいことに無料で長靴の貸し出しがあります。靴ロッカー代100円なり〜は3人で入れて、格安です。(^^ゞ
 
 手持ちの100均のレインコートを着込んで、雨対策万全!

 のつもりでしたが、大きめのコートが風をはらんで、まるで凧状態で、前に進むのがそりゃ難儀なこと。飛ばされそうです。💦

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 ひ〜ひ〜言いながら、何とか馬の背という、小高い地点に到着しましたが、長靴の貸し出しを受けられなかったら、途中でめげていたと思います。いや、はだしの方がよかったのか。天然記念物として美しさを保っている茶色い砂はふかふかしてごみひとつ見られませんでした。

 強風雨天につき、ラクダさんがお休み処に引っ込んでいたようで、お会い出来なかったのは残念でした。

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 こちらの滞在は60分で、同行の方たちの半数は砂の美術館に入館されたようですが、強風で足を取られる中、砂丘の散策と両方はなかなか厳しかったのではと想像します。

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 昨日のうちに頼んでおいたオプションのお弁当1100円なり〜を車内でいただきました。砂丘での思わぬ運動量にすっかりお腹も空いて、砂丘訪問前には朝にいっぱい食べ過ぎで、食べられないよ〜と言っていたのですが、たちまち完食!

 そこから、また延々とドライブです。また瀬戸内側に戻りますが、今度は岡山空港へ。

 空港へ行く前に最後のスポット、最上稲荷参拝です。岡山県では唯一の神仏習合の寺社です。

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 比較的最近建築された社殿ですが、にぎにぎしい感じは、川崎大師に似てるね、とまたまた既視感ありを発揮するおばさんたち。
 
 こちらの人気スポットは縁切り、縁結びコーナー。

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 出雲大社の団体祈願で、玉串奉納なんて時は先立ちになるのは男性なんですが、縁切り縁結びとなったら、女性の出番です。

 年配者が多いツアーの中でも若手の女性たちが奉納絵馬か何かをお買い求めの間、ガイドさんお勧めの簡略にして効果があるというお参り方法を聞いたおばさん軍団大挙で、そのあとを仕方ない感を漂わせてるように見えるおじさんたちがちらほら続く感じ・・・💦

 はい、しっかりお祈りしましたよ。またしても家人の物欲と縁切りを! そのほかの重要事も少々。

 友人たちもしっかりお祈りしているようでした。

 この寺院、山門が超ユニークです。

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 突然、インド感漂う建物が出現して、ガラスに囲まれた仁王様はボタンを押すと明るく照り輝いてくださいます。そして、お稲荷様なもので・・・

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 ぴか〜っと光るお狐様ツイン。

 そして、門前町は暗いアーケードで、天気のせいか、夕刻のせいか、駐車場を貸してくれたお店屋さんと、あとは片手で数えるほどのお店に電気がともっているだけで、ほぼシャッター。昔懐かしいかび臭いと紙一重の古い商店街のにおい、ひさびさに嗅ぎました。

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 古びたアーケードと、上り下りのある様子に、既視感大家のおばさんずは「台湾のキュウフンを思い出すね」「千と千尋の神隠しだ」とワイワイ。お店が開いていたら、どんな感じだったのでしょうか。

 鳥取砂丘からなら米子空港でしょ!なのに、岡山空港を利用しなくてはいけないデメリットを打ち消すために開拓された観光スポットと思われますが、なかなか面白くて、夕方に急ぎ足で寄ったのがちょっと残念なくらいでした。

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 岡山桃太郎空港。国内線の搭乗口が3つだけのシンプルな造りですが、とてもきれいです。寄贈本による図書コーナーも発見しました。

 羽田からの飛行機の到着が遅れて、当初予定より遅延しましたが、1年で一番日が長い時期なので、日没前に出発出来ました。

 駆け足の旅で、目的地から遠い飛行場利用のための移動距離が多くて、ちょっと乗り物疲れはしましたが、添乗員さんやガイドさんの気配りやユーモア、穏やかなお人柄の運転手さんのおかげで、楽しい旅でした。

 ヽ(^o^)丿

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