と言ったら大げさでしょうか?
豊橋在住の青春18きっぷ使い手の友人、ご夫妻で今夏の青春18きっぷの期限切れギリギリに弾丸旅行を計画。
強烈な台風襲来という予報が流れる中、果たして無事に出発出来るのか、無事に列車は運行できるのか、と間ぎわまで懸念していました。
時間があれば、わがウサギ山小屋に泊まっていただきたいところでしたが、あいにくと余裕無し、だけど、計画通りなら甲斐小泉駅着12時台の上りで小諸から小淵沢に向かうというメールをもらいました。
なお、友人は携帯を持たない!というポリシーを貫く立派な人であります。
なもので、そもそも友人夫妻は出発出来たのかから始まり、小海線は定時運行されるのか、その列車に乗れるのか、など謎だらけな中ではありましたが、とりあえず駅まで行ってみよう!
次なる関門は、仮に友人夫妻が当該列車に乗っていたとして、気付いて貰えるか、そして短い停車時間にちょこっと手渡し出来るか、でした。
手渡ししたいのは、わが村の紀伊国屋たる食品スーパー、ひまわり市場で調達の諏訪のワカサギ唐揚げです。母が元気だった頃から美味しいね、とたまに諏訪方面に行くと買っていたのですが、嬉しいことに近くで調達可能。友人たちも大絶賛モノです。
旅の途中に加えてもらっても許せるかなのサイズと重さだし、塩味の方を選んだので、恐らくベタつかないだろうし、弾丸だと土産物どころではないかも、で、かなり厳しいだろうけれど、何とか手渡せればと昨日調達しておいたのでした。
イフ、イフだらけで、無人駅の甲斐小泉ホームで待つ。
小海線は通常運転とのことながら、若干遅れているようですが、来た!
進行方向の後ろの方で見ていたら、一両目にはいない。車内結構混んでます。立っている人もちらほら。
乗ってないのかなあ、と思ったら、二両編成の二両目最後尾にいた!
甲斐小泉に着いたら思いを馳せます、と書いてくれていた友人、目を上げてくれたので目が合った。
唐揚げ入れた白いレジ袋を振り回す。ドアボタン押す、が動かない。嗚呼💧
と、そばにいる若いお兄さんが、前の方を指差して、前のドアに行くように教えてくれました。
慌てて駆ける、友人も駆ける。
乗降用に開いたドアから差し入れ。周囲の方々がサッとよけてくださいました。
一言二言がやっと。ドアが閉まり、瞬時の出会いは終わり、手を振ってお別れしました。
↑ ↓ 小さくなって行く列車
ああ、ローカル線の旅情たっぷりです。
ご協力くださった方々には本当に感謝です。ありがとうございました。
奇跡の1分間でした。
それにつけても、台風一過の青空の下、富士山がくっきり見えましたし、南アルプスの雲が切れて来ました。友人夫妻は日頃の行いが良いようです。(^^)