やっと秋らしい穏やかな気候になりましたが、今年の秋は台風15号、19号の関東直撃、その後の豪雨で、人的な被害も大きかったですが、農作物をはじめ産業の被害は甚大なことになりました。暮らしが立ち行かなくなった方が多くおられるそうで、心が痛みます。

 そこへ追い打ちをかけるように首里城の消失。原因は調査中とのことですが、戦火で失われた文化財を多大な苦労をして復元、沖縄県の方たちの心のよりどころでもあった場所だけに、何とかまた復元が果たされるようにと祈るばかりです。

 何かなぁ・・・という気持ちでいっぱいです。

 せっかく新元号に切り替わって気分一新となるはずが、災害は多い、政治家の慢心によるとしか思えない不行き届きなんてレベルではない失態が多く、国情のごたごたと災害、不幸とが重なって、先行きの展望に明るさが感じられません。

 そして、オリンピック問題。

 何を今さらです。東京の夏がスポーツに最適な気候なんて、ちょいと調べたら嘘八百だとわかるようなことを美辞麗句で盛り上げて招致した側もどうかと思いますが、真剣に考えたらとても手放しで賛同できないものに投票してしまった側の怠慢というか、要するに金だろ、金!と言いたくなるような体たらくです。

 そもそも招致するだけの財政力がある自治体が限られていて手を挙げたのが東京。だから、マラソンと競歩を札幌にと言ったところで、北海道に費用負担する体力はないでしょう。東京都は札幌のために追加負担は一切しないと、これは都民の立場を考えればごもっともなんですが、その分、また国税から捻出するのでしょうね。

 これだけ災害が多発して、人でも資材も足らないという中、消費税率はアップして、さらなる負担。ぎゅうぎゅうと閉塞感が迫ります。


 最近、私の周囲で出るため息は「若い人たちが可哀そう」です。

 日本はこの先どうなってしまうのか・・・そんな言葉が頭に浮かぶ秋です。

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