猿蟹合戦だよ〜と言いたいような、柿。
これでもだいぶ減らしたのです。
庭木の柿は当たり年と不作の年があるようですが、今年、我が家の、というか正確に言うと義実家の庭の柿が大豊作でした。
とは言え、素人が何も手入れしないでいるのですから、たくさんなるけど、小粒です。ミカンで言うと、Mサイズがやっと。下手したらSサイズミカンに近いくらいのものもあります。
一度に全部収穫できれば良いのですが、いっぺんに実るわけではなく、何度かに分けて採らないといけないのは自然のものゆえ。
一人で行くなら、車で行くより電車!と出かける家人。柿のためにえっちらおっちら。あ〜、消えゆく交通費、ただほど高いものはない!?
普通、ただほど高いものはないと言えば、何かしてもらって恩義を感じて、本当は必要ではないものを購入したり、無料のおまけに釣られて、結局高い買い物をするという類を言いますので、ちょっと違うかなと思いつつも、せっかく採れる柿を何とかしなくちゃ!のために悪戦苦闘する家人を見ると、似たようなものかなと、ついつい思ってしまいます。(;´Д`)
義実家のご近所さんに分けても、家人の姉たちに分けても、まだまだ採れるのですが、その先、気軽にあげられるような人がいないようで、私にお鉢が回って参ります。(;^_^A
近所の友人に一斉メールを送りましたが、さっぱり返事がないのは、ご実家から柿来るとか、柿が好きじゃないとか(そういう方、時々おられます)、たまたま買ってしまったばかりとか・・・いろいろ事情があるのでしょうけれど、全然はけませんでした。
あとは個別対応。会ったり、別途メールしたりして、何とか分けられたのが6人。
柿の好みもいろいろで、硬めの柿じゃないと絶対に嫌という人もいれば、熟して来たやわらかいのが好き!という人もいまして、そのあたりも気を遣います。
私の知る範囲では、硬い派は東日本出身、やわらかめ派は西日本出身ではないかと思いますが、実際はどうなのでしょうか?
子どもの頃、愛媛県出身の祖父が、ずくしと呼びながら、かなりやわらかい柿のヘタを外した穴から匙を突っ込んで実に美味しそうに食べていた姿が目に浮かびます。それを見ていたので、私もやわらかめの柿にはスプーンを突っ込んでいただきます。
一方、東京は麹町生まれの父がじゅくじゅくした柿を食べていた記憶がありません。んなもん喰えるかてやんでぇ!ってなものだったのではないでしょうか。
私の勝手な想像ですが、渋柿が多くて、干し柿にして食べる東日本人は、生で食べられる甘い柿ならば、干し柿とは違う味わいの硬めが良い!だったのではと思うのですが、はてさて?
閑話休題。
家人には柿料理はないか?と尋ねられましたが(自分、やる気なくて、やらせる気だろ〜と内心ツッコミつつも)、さっぱり思いつきません。せいぜい柿なますくらいしか浮かびません。
と、本日、夕刻にもかかわらず受け取ってくれた友人が、会った瞬間教えてくれたのがこれ。
薄切りして塩をふった大根の間に薄切りした柿を挟んで、オリーブオイルを振りかける!
これは、良さそう!
早速大根を買って試してみたいと思います。(^-^)