昨晩から今朝に掛けて、ものすごい勢いでハッシュタグ#検察庁法改正案に抗議しますが増えています。

  先ほど、覗いたら、「日本のトレンド #検察庁法改正案に抗議します 2,162,970件のツイート」という事でしたが、この数字、増減しているようです。内閣府の圧力で消しているとか、twitterが忖度して消しているとか、いえいえ、単に古いものが消えているだけという論まで、いろいろありますが、増減しつつも、消滅しないで存在している数は相当なもので、私が知る限り、ここまでの数は初めてです。
  一般的に政治の事を口にするのはトラブルのもとと言われていて、マナーのノウハウでも政治の話はしない、お天気の話が無難などと書いてあったりするのを見続て来ました。

  トラブルのもとになるだけじゃなくて、特に若い女性などが政治的な話をすると、モテない、嫌われるというのも定番でした、私の年代では。

  見方によっては、問題意識を持たずとも政治家に任せておけば何とかなる、経済的にも悪くないという時代を生きて来られたからなのでしょう。

  頭ごなしとか、ピラミッド構造(教祖様が一番上にいて、下の者は言いなり)が大嫌いな性格もあって、若い頃から、特定の政党の党員になることはないけれど、政治にはそこそこ関心を持ってきましたが、自分が若い頃に知らなかったことが今以上に多かったのを差し引いても、今の政治は劣化がすごくて危機感を抱いています。

  社会的な物心つく前には造船疑獄というのがあったそうです。多少なりとも社会に目を向けるようになってからは、ロッキード事件、KDDI事件、リクルート事件などがあり、都度、関係者へ向けられる目は厳しく、表に出ることが難しくなった政治家、官僚、財界人などがいました。

  また、愛人が出て来た事で超短命に終わった内閣総理大臣もいました。モリカケサクラ、公文書破棄などなど何でもありの今と比べたら、厳しい時代でした。

  そっちの方が普通だと思っていた身なので、今の状況には驚き、がっかりするばかりです。

  そういう動きの中で、一番変わったのと感じるのは大手マスコミの報道姿勢、とりわけNHKのニュースです。

  それを最初に気付いたのは、新宿駅南口で焼身自殺未遂という話題がtwitterに流れて来た時。当該男性が「集団的自衛権反対」を叫んでの行為だったと言います。

  炎の上がる歩道橋の写真が何枚も上がる中、夕方からのニュースを見ていたのですが、全く触れることもなかったことに驚きました。

  政府批判をしてほしかったのではなくて、その動機の部分を切り捨てないのなら、下手をすればほかの人を巻き込みかねなかった繁華な新宿駅近くでの迷惑行為であるという視点からでも、報道されて良いのではと思っていたので、スルーされてしまったのに、あれ?と思いました。

 私がざっと見たところ、大手マスコミでは朝日新聞だけは報じていたかと思いますが、皆様のNHKが報じないのが、長年その報道姿勢に信頼を置いていた身としては、裏切られた思いでした。ああ、ここも・・・当時はまだ忖度という言葉は普及していませんでしたし、私も使い慣れていない言葉でしたが、それに相当する違和感を感じました。

  そこから報道姿勢を見ていると、ドラマや特集番組ではまだまだ反骨の気概を失っていないものの、例えば情報番組のあさイチの沖縄特集で、当時のキャスターの柳沢さんが「日米地位協定もあるしね」と言った途端に、普通ならそこから続きそうな話題が不自然にプッツンとなったり、トップのニュースがこれなの?というような「何か変」がいっぱいあるのに気付いたのです。

  ネットで見るニュースも同様の傾向が強く感じられるようになりました。特にポータルサイトのYahoo!、カレンダーやメールなど、便利なので使っていますが、ここのトップ画面に揚げられるニュースから政治批判色がどんどん薄れて、災害や事故や民間人の事件などは大きく扱う一方、政治的に微妙な話は、検索をかけないと出てこないと言うことが増えました。

 あとは芸能人のスキャンダルとか、宣伝的情報などなど。広告収入で運営が成り立っているから仕方のない面もありますが、トップニュースで扱うのがそれかと思うことも度々。

 ワイドショー? たまに鋭い話もあるそうですが、玉石混交で石の配合率が高いのを拾い集める程の余裕がございません。

 
  結局、今の私の環境で(電波障害地区なので、音楽主体のFM以外のAMラジオはほぼ入らない)サクッと今、何が起きているのか知ることが出来るのがtwitterなもので、何か気になることがあるとtwitterを覗くようになった次第です。

  もちろん、芸能スキャンダルとか、個人バッシングなど、見たくないネタもありますが、一方で、大手マスコミが敢えて避けているらしい事柄、埋もれた事柄も見ることが出来ます。真偽のほどはいまいちなケースもありますが、有名人はもとより個人が発する貴重な情報も得られます。

 さて、11:38時点で 日本のトレンド
#検察庁法改正案に抗議します
2,370,071件のツイート

 と表示されています。

 繰り返し同一人物が投稿しているものもありますが、私がざっと見たところ、ネットサポーターによるものと思しき大量コピペではなく、ひとりひとりが発信している、やむにやまれぬ危機感から、ふだんは政治ネタをタブーとしている方たちからさえも声が上がっているようです。

  何となれば、マスク2枚をはじめとして、思い付きのような新型コロナウィルス対策、保障と責任抜きの国民の善意良識頼みの要請などで、遅々として状況が改善されず、生活が崩壊しそうな方たちが大勢いらっしゃる時に、自らの保身に役立ちそうな事をこそこそと、しかしここぞとばかりスピーディに処理しようという政府のスタンスに、ふだんはつべこべ言わない多くの方々もとうとうキレたようです。

 この声を拾い上げてくれるメディアはどこでしょう?

 そして、この声を聞く耳を持つ政治家は誰でしょう?

12:12現在

日本のトレンド
#検察庁法改正案に抗議します
2,425,857件のツイート

12:25現在

日本のトレンド
#検察庁法改正案に抗議します
2,840,221件のツイート

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