子どもの頃、冬になると母が手ぬぐいをざっくり縫って作った布袋に家族が食べ終えた後のみかんの皮を入れて、入れ口をしばって浴槽に浸けていたものでした。

    空気を含んだ布袋が水面に浮かぶのをぶくぶく言わせながら沈めたり、絞ったりはお風呂タイムの小さな楽しみでもありました。
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