新橋の海側は随分変わっていますが、汐留が新しくなって初めて行きました。新橋=お父さんの飲み屋街のイメージは烏森口側に狭まってきている感じで、お台場への入り口ですし、汐留が貨物駅だった記憶がかすかに残っている身には驚きのぴっかぴかの高層ビルが建ち並んでいて、昔のイメージが全くありません。

2008June24Siodome-panasonic-center

 さて、本日のメインイベントはアール・ブリュット展とランチ♪です。

 アール・ブリュットとは正規の美術教育を受けた事のない方によるアートで、アウトサイダーアートとも言うそうです。

 通常のアーティストによる作品に多い、人に注文をされて、とか、名前を挙げたいなどの名誉欲ではなく、魂の要求に基づいて創造された作品なので、えもいわれぬ迫力がありました。場所は松下電工(これもパナソニックに変わるのかな?)汐留ミュージアム。主婦垂涎の的の豪華キッチン等のあるショールームを擁した東京本社ビルの中にあり、静かで程よいサイズのミュージアム。入館料も500円とお手ごろでした。

 立体や絵画、文字など色々な分野から成り、素材もダンボールや航空管制記録用紙や陶片と言ったいわばリサイクルモノから、油彩や金彩など、色々ありました。

 ヨーロッパから来た作品は「交霊術にハマった」というアーティストによるものが多く、日本の作家の場合、知的障がいのある方が多いというのが、特徴でありましたが(※昨日は障がいのある方のアートと思い込んでいましたが、夜よ〜く案内を見てみたら、違いました。(^^ゞ 有名なグランマ・モーゼスなどもアール・ブリュットの作家と言えそうです)、見ごたえがありました。

 まだ会期がありますから、お近くにいらしたら、一見の価値ありかと思います。続きを読む