水曜レディースデー狙いで、久しぶりにシネマ・ジャック&ベティでジャンヌ・モロー主演の「クロワッサンで朝食を」を友人と誘い合わせて見ました。

 85歳になった大女優と、自分の青春を重ね合わせる方が多かったのか、それとも、レディースデーだからか、テーマが高齢者がらみだからだったのか、とにかく、中高年女性が多く、見やすい席はほぼ埋まる大盛況でした。ジャック&ベティ、座席指定じゃないところが好きなんですが、こう埋まるのを見るのは、ボリウッド映画の大ヒット作「きっとうまくいく」や、昨年の「プリンセス・カイウラニ」以来でございました(ワタシが見たのに限っての話)。


 映画はエストニアの家庭のシーンから始まります。

 凍結した路上で、ぐでんぐでんの酔っ払いに声を掛けられる女性。変質者か?と思いきや、それは妹のだんなだったようで、認知症の母親の介護をしている中年女性、アンヌは、エロオヤジの義弟に迫られ、実母からは「あんた誰?」状態で、相当に疲れている様子。続きを読む