昨日は女子の大会で、らしくない演技をした宮原選手と坂本選手の姿を見て、フィギュアスケートファンの間で言われている「全日本の魔物」が氷上に現れたかと思わされました。

 今日は男子の決戦。

 下馬評とショートプログラムを終えた時点では羽生選手の優勝が濃厚に思われましたが、演技直前の表情にいつもの覇気がないのが気になりました。

 予感が当たってしまったというべきか、グランプリシリーズ最終戦のNHK杯からファイナルと連戦の後のたまった疲れが吹き出してしまったのか、おとといのショートの完璧とは程遠い、言葉を選ばずに言えばへろへろっとした感じの演技でした。

 私は羽生さんの演技を初めて見たのは、彼がまだ期待の星のごく若手だったころのアイスショーで、ですが、その時も直前の試合で疲れていたのか、ジャンプのほとんどを失敗して、氷上でぺしゃんこになっていました。あの頃の彼を思い出してしまう演技で、ちょっと心配でした。続きを読む