宅配や書留等多かった昨日。最後に鳴ったのは新聞勧誘でした。「本社の方から来ました」「米12キロ、ビール2ケース」(と言ったかな? とにかく大量なんで驚いた)と言うので、「いらない」と言ったのに、またインターホンを鳴らしたり、しつこかったのです。「忙しくて手が離せない。ビールも米もいっぱいあるから(うそも方便)要らない」と言ったらやっと立ち去りました。暮れの時期に必死なんだろうなぁと思い、不景気な時節だけあって、無碍に対応するのも可哀相とは思うけれど、夕方ホッとしてテレビを見てる時にぃ(>_<)!と思いましたねぇ〜。

 強引必死な態度以上に「本社の方」という言葉が気になりました。全国紙の本社お墨付き風に聞こえ、説得されちゃう人もいるのでしょうか。でも、悪徳商法のお得意の「消防署の方から来ました」「保健所の方から来ました」と同じに聞こえますぞ。それとも「販売拡張員を雇ってる会社の本社」って事ですかねぇ。突っ込みを入れる時間が勿体無いし、まさか今時はそんな事はしないでしょうと思いつつも、過去の経験からドアを蹴られたりするのもイヤだから、何も言いませんでしたけど。

 それで思い出したのですが、学歴や肩書きや何かで権威付けして、説得しようとするのって嫌いです。具体的に言うと、いばりんぼってヤツですね。親戚関係なんかでも、「本家」だの「家長」だの、ついでに言うと「男」とか言う人いますね〜。それを持ち出すから、渋々人が従ってる(フリをする)ってレベルの人間であるという証左と言ってるご本人は気付いておられないようであります(苦笑)。

 社会的な力を失いつつある、あるいは既に失ってる人がそれを使うと哀れを催しますが、でも、悲しいかな、私も時々、自分の中で禁じ手に近いその手を使います。権威主義、わからんちんの人と話をする時とか、素人ライターとして某大手自動車会社のサイトの記事を書いていた時。加えて、今となっては必要もなかったと思うけれど、独居していた父に介護事業所を選んだ時、最初の頃にチョロッと一発やりましたわ。

 わからんちんの人に限って学歴や肩書き等でさっさと納得してくれたりするので(だから、騙されるんだよ!と言いたいけど(笑))、時間の無駄がなくなります。素人ライターは権威である実際には直接の雇用関係にはない大手自動車会社の名前を出すと、インチキじゃないと思ってくれます(それでも、インターネット&詐欺アレルギーの頑ななオッサンには泣かされましたけど。あそこまで疑い深いと逆に商機を逸するなぁ・・・)。そして、介護事業所の質が分からなかった時には手抜きされないように「こちとら福祉の素人じゃないんだぜぃ」と言いたいがために「福祉施設の評価調査員」である事をチラつかせました。結果として、その事業所はそういう肩書きなんぞなくてもちゃんとやってくれるところだったんだですが、そうではなかったとした時にこそ有効な禁じ手かなと思ったんです。(^^ゞ

 主婦ってしばしば、買い手としては持ち上げられて、一瞬後には貶められるような待遇をされがちなので、インターネット脅しとか、別の意味での権威付けもしちゃうんですけどね・・・そういうのが不要な世の中になって欲しいですわ。


※インターネット脅しというのは、中年主婦なんぞ、ネットに疎いだろうという頭ごなしの対応に対して、ふふふ、ご無礼はブログでさらしてやるぞ!的な不敵な笑みを浮かべる行為や、窓口や担当者レベルでは煮え切らない対応をされたり、ひどく不快な対応をされた大手企業の本社サイトへ直接問い合わせ、苦情のメールを送る、等でして、決して、恐喝とか触法行為をするわけではございませんっ! 念のため。

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