皆様、申し訳ございませんと言いたいほど、全力で遊んでいる11月でございます。今日は休養日のはずが、水曜レディスデーだでうずうずしてしまい、是枝裕和監督の2本立ての1本だけ見ようよで、友人とシネマ・ジャック&ベティへ出かけました。

 1本目の「歩いても歩いても」を見たのでございます。三浦半島のまったりしたエリアでロケしているようで、老境の親夫婦と、二男一家や娘一家とのありがちな意識のズレを描いた作品で、二男の嫁が連れ子の再婚なのに息子は初婚という不満、家業の医者を継ぐはずの長男は海難救助のために早世してしまったというのが、一般的ではないものの、両親も家族もごくごうk普通の人たちなので、どこにでもありがちな微妙な心の行き違いなどがよく描かれていました。
 
 ただし、敢えて辛口に言わせていただければ、ラストシーンが甘すぎる。実際に高齢の身内を抱えている身にとって、あのラストの終結ぶりは、やっぱりフィクションだよね〜と(まぁ、それを描くと、またまた1本の作品になっちゃうからしょうがないとは言えますが)思える結びで、ちょっと残念ではありましたね。

 2本目の柳楽君が史上最年少でカンヌ主演男優賞をゲットした「誰も知らない」はパスしちゃいまして(また、チャンスがあるでしょう)、80キロ四方で調達した素材を80%使っているというこだわりがコンセプトの8080というお店に一度行ってみたかったという友人に連れられて行って来ました。なかなかヘルシーメニューで、見事に女性客ばかり。(もう1時半まわってましたけど)

2008年11月19日カフェ8080のアドボ

 今は古民家風とか、ちょっと古びた建物を使う「ギラギラしていない落ち着いた自己主張」がはやりでして、ここは場所柄(赤レンガ倉庫にあと少しという場所で、一応オフィス街の外れ)古い事務所か商店を使っているのだと思いますが、天井などは板張りなし。小さい椅子でして、長居できる環境ではないものの、今風のナチュラル感を売りにしている店でありました。続きを読む