悪い意味で一世を風靡した悪徳商法、豊田商事は、日本有数の大企業を思わせる名称と、孤独な高齢者の寂しさを突いた悪徳商法史に残る詐欺でした。

  亡母はあの事件が世間を賑わす以前から、豊田商事トップの刺殺以降まで、公的機関で消費生活相談員をしていました。
  
  その時に聞いた話(もちろん、家族相手とは言え、個人のプライバシーがわかるような詳細ではありませんでしたが)が、悪徳商法に引っ掛からない事を含み、節約に繋がるノウハウを皆様と共有したいという動機のひとつになりましたが、それとは別に印象に残った事があります。

  相談員をしていた頃の母の年齢になり、とても腑に落ちました。若い時代にはそこまでわからなかった事です。続きを読む