直近のNHK「歴史秘話ヒストリア」で二・二六事件で、反乱軍の襲撃を受け乍ら、警護にあたる警察官や義弟の決死の守りと、使用人や秘書らの機転により、奇跡的に難を逃れた首相の逸話を放映していましたが、今年で二・二六事件から80年経ったのですね。

 もちろん、私は生まれておりませんで、学校の授業では、五・一五事件と二・二六事件を経て、日本の軍国主義が台頭し、戦争の悲劇が起こったという、重大なターニングポイントとして説明を受けていました。

 しかし、大概の場合、古代〜江戸時代位までで大方の時間を食ってしまって、明治維新以降ははなはだ駆け足となるのが歴史の授業の定番でして、後は自分で見聞きするしかなく、実態は何が何だかというのも、本当のところでした。

 そんな中、二・二六事件は大正末期と昭和一桁生まれの両親にとって、恐らくは非常にインパクトのある人生最初の事件だったのではないでしょうか?

 ちょうど長男にとって、最初に強いインパクトを受けた事件がオウム真理教が起こした一連の事件だったように。続きを読む