いやはや参った!
  
  激混み情報を聞いて覚悟はしていましたが、これほどとは。

  上野の東京国立博物館で開催中の京都高山寺の至宝展めがけて外出しました。お目当ては、やっぱり鳥獣戯画。昨年秋の京都では前半を見たので、後半を見る!をもくろみました。

  特設サイトのTwitterを何日間か見て、午後3時近くなると館外の行列はパタリと止む傾向があると踏みましたが、気象情報の予報より雨脚が早く、傘で水増しを期待して、館外の行列の尻尾に並び始めたのが13:33。館側の予想の80分よりは早く14:30に館内に。

 エスカレーターで二階に上がり、待ち時間160分という看板の最後尾に並んだのが14:31。一番人気の鳥獣人物戯画の甲の展示コーナーの入り口に到達は15:02。

  
  さて、この先がものすごく長かったのです。

  館外の行列、館内に入る間際で、雨が降り始めても傘もささず、とろどころで笑いを取りつつも説明をしてくれる熱血お兄さんの覚悟を促すご説明もあったのですが・・・(しめは、散散並んだ挙句の果てに・・・だからと言って、我々を責めないでくださいよ、なのでした)。

  館内で何カ所もの九十九折りが出現し、やっとこさ展示ケースの前に到達してのが17:10。

  ところが、立ち止まらないでくださいと度々のかけ声で、おちおち観ていられません。手前に前期の巻物のプリントが同寸で並び、そのままうかうかしていると通り過ぎそうな本物がありますが、工場のベルトコンベヤーか、という速度でしか観られません。

 確かにボトルネック状態の展示コーナーで、ゆったりと見られてはたまらない!というのは分からないでもないのですが、私は京都国立博物館の昨秋の鳥獣人物戯画図展の初日を見ていますから、あまりの違いに驚きました。続きを読む