ジャック&ベティは水曜レディースデーには爆混みすることが増えて来たので、溜まったポイントを利用して、本日、なんでもない日に「百円の恋」を見て来ました。

  学生時代の後、長らく映画を見られない時期があったので、例えがかなり古くなりますが、この映画を見て思ったのは「安藤サクラは、日本のロバート・デニーロ!」「この映画、21世紀の日本のロッキーだわ」でした。

  ロバート・デニーロと言えば、一作で体重を何キロも変えてしまったり、役柄に合わせて変幻自在の名優ですが、安藤さん演じるヒロイン一子、冒頭では、だら〜っと弛緩した見るからにだらしない体型なのが、終盤では引き締まったアスリート体型になっているではありませんか。
 
 地元紙の映画評では2週間の撮影期間だったとの事で、いやはや2週間でこれだけ体型変化を感じさせる女優さんってすごいです。若手の体力があって出来る事でしょうけれど、彼女のきれいごとじゃない演技のリアリティはすごいです。

 そして、ロッキーと同じく、底辺の生活を送る主人公が、一念発起してボクシングに燃えるという設定。ロッキーのように華々しい対チャンピオン戦はありませんが、弛緩しまくった人生から、自分を追い込む人生へ・・・いさかいがあったり、彼女の言動に頭を痛めていた家族までが応援席で声援をあげる姿が印象的。続きを読む