子ども時代、多分、大気汚染と水質汚濁は最悪レベルだったのではないかと思います。

 何せ、横浜方面から東横線を通って玉川を通ると、まるで撹拌しているが如く、堰のところで猛烈に洗剤が泡立ってました。 海水浴シーズンには海の中で目をあけりゃ、濁った青緑の水、そして砂浜にはビール瓶の欠片。友人は怪我をしましたよ。空はしばしば鈍色でした。

 なもので、ホタルというのは、祖父に連れられて椿山荘で見た、星のようにたくさん(あ、星も初めてたくさん見て驚いたのは、修学旅行で行った日光の夜でして、それまで、正視だったのに、そんなにたくさんは見られませんでした)飛び交うのと、祖父の故郷の今治のまだまだきれいな小川でちろちろ飛ぶのを見ただけです。続きを読む