注目のblog専業主婦の逆襲を見て納得。

おハイソを気取って、人の学歴やら連れ合いの勤め先を追求し、あまつさえもお宅のカーテン吊しなの?なんて言う方々が寄付の場面になるとせこい事というお話でした。

 じっつは甲斐小泉も去年の夏、同じような鼻白む思いをしたことがあるのよ〜。

 八ヶ岳の懇意のペンションで素敵なコンサートがあったのです。その時「カンパ歓迎」という事で、グループのボーカリストのお嬢さんが帽子を持って回ったの。
 中には「これ全部あげるんじゃないよ、あとでお釣りちょうだいね」なんって言ってる裕福そうなオジサンがいたので、きっと万札を入れたんだろうな〜と思っていました。

 甲斐小泉のところに回ってきました。あいにくと甲斐小泉の財布には千円札1枚と万札しかない。さすがに万札はちょっとなぁ、と思って「少ないけどごめんね」と言いながら千円札を入れた時の、まだ初々しい彼女の反応。
 
 ぱっと顔を輝かせて「こんなにたくさん!」という表情だったのです。

 ・・・て事は、他の皆さんは小銭を入れるか、あるいは入れないかだったのね。もしかすると「お釣りを」と言ったおっさんは千円札で釣りを貰おうとしたのかも知れない。

 この時、甲斐小泉は憤ったよ。コンサートに来ているのは周辺の別荘族。優雅な避暑をする余裕がある方々です。そりゃ、中にはそうじゃなくて、本当に払えないって人もいると思うけれど、あの彼女の顔を見て、ほとんどの人たちがせこい払い方をしたのだと思う。

 コンサートそのものは、メジャーじゃないと言っても、すごいプロで味わい深いいい内容だったのです。年輪を重ねた人たちの演奏で、そんじょそこらのアイドルなんて恥ずかしくて引っ込むよ、というレベル。

 それを皆楽しんだでしょ! なら、どうしてそんなせこい反応をするの。千円、二千円でも安すぎる位じゃん!と甲斐小泉は思いました。企業のバックアップがあって、タダってのと訳が違うっての分からないのかなぁ、と思いました。ホント、浅ましいよ。楽しむだけ楽しんでおいて。

 この例に限らず、どうも見ていて、お金持ちぶる、おハイソぶる人って、結局、判断基準が全部人との比較なのね〜。だから、自分を大きく見せる、立派に見せる事にはきゅうきゅうとしていても、人の目につかないところではせこいのよね。

 甲斐小泉は、そりゃがばがば寄付は出来ないです。けど、タダで個人の努力をかすめ取ったり、見える所だけ取り繕うやつはでぇきらいだ!