えらそうな事を言っていいのか!と言う思いはありますが、
人生折り返し地点まで生きてきて、少しだけは学習してきたと思いますので、
ちょこっと・・・

 人付き合いって下手すると頭を悩ませ、時間も食うという意味では
 シンプルに節約生活を生きていきたい身にとっては難関なんですよね〜。

自戒&反省の念も込めて、気付いた事をぼちぼち書きためて行こうと思います。
★言ってはいけない!

 数年前に「買ってはいけない」という本が大ベストセラーになりましたが、人付き合いの上で「それを言っちゃぁ、おしめぇよ」という禁句があるのは事実ですね。あからさまな誹謗中傷、悪口なら誰でも分かるけれど、そうでない中に、これを続けるとジワジワ人間関係が悪くなるというのもあるようです。


★頑張って!は言わないで。

 日本人の好きな言葉の1つに頑張って!があると思います。そりゃ、オリンピックの選手や、芸能人、政治家と言った表舞台に立って頑張るのがお仕事の人、庶民の税収で賄われていながらのんびりお仕事している人達にはドンドン声を掛けて良いと思います。

 でも、身近な人に対しては、ちょっと考えものの言葉だと思うのです。
 
 頑張って!と声を掛けられる人達は、既に十分に頑張っている人が多いのです。介護、困難を伴う子育てや、報酬に対して明らかに働きすぎと思われる仕事をしている人達など。

 頑張って!と声を掛けられた事で、その人達は感じます。プレッシャーや、善意のつもりで言っている当事者から発せられている「頑張るのはあなた。だけど、私は関係ないからね」という雰囲気を。

 どうしても頑張って!を言いたいときは、頑張ろうね!と共に手を取り合う言葉に替えてみませんか。
 
 これと同様に、危ない言葉は「大変ですね」ですね。「大変ですね」がねぎらいで済む場合は有効ですが、本当に大変な人の場合、これまた突き放して、高見の見物をされている気分にさらされる可能性が大です。

 人によっては、あるいは場合によっては、励ましの言葉のつもりが、逆効果に感じられる場合、多いんですよね。私も気を付けたいと思います。 (12/18/05)



1)うらやましい

 「うらやましい」はほめ言葉となる事も多いのですが、それもほどほどであるうちに限ってです。

 プチ自慢などについて「うらやましいわ!」と反応してくれてるうちはご愛敬ですが、毎度毎度「うらやましい」を連発されると、どんな気分になりますか?

 自分では何もしようとしないのに、人の素敵な事を指をくわえて見ているだけ。羨むという漢字が示すような嫉妬の情すら混ざって・・・となると言われてる方はかなり不気味。

 これは極端な例ですが、私の祖母が「あんたがうらやましい」を連発します。四捨五入すると100才になってしまった彼女は、体の自由がきかなくなっているし、あれもこれも出来なくなってしまった。なのに時間はとても長い。そこで彼女から見ると若手(笑)である孫の私にしょっちゅう言うのです。「うらやましい」

 その「うらやましい」は最早何も出来ない彼女の嘆きであって、年齢から言っても無理からぬものと思っても、毎度毎度聞かされているとかなり気が滅入って来ます。

 100才に近い人の発する「うらやましい」にすら、そういう魔力があるのですから、ましてや若いあなた、壮年のあなたがしょっちゅう発していたら、こりゃかなり相手にとっては不気味である事は間違いありません。

 身よりのない身内の祖母だから、かろうじて我慢してますけど、他人で顔を合わす都度、何かにつけて「うらやましい」しか言わない人だったら、絶対に逃げますよ。

 という訳で、うらやましいはお付き合いの中で、スパイスを効かせる程度にほどほどに。  (5/27/05)



2)自分のサイトの所在

 言ってはいけないというサブタイトルとちょっと意味がずれますが(元々は禁句を書くつもりでしたので)、自分のサイトの所在も日常的に会う人や、近しい親戚には言わない方が良い事が多い。

 特にサイトを開きたては嬉しくて、誰にでも「見てね」と言いたくなるのですが・・・軌道に乗ってきた時にしまった!と思うようになる事も多いようです。

 特に日記とか、このサイトのような恥さらし(!?)をしても何かを伝えたいというような内容であると、「え〜っ、あの人こんなコトしてるの?」と思われたり、日常の事を知られすぎてやりにくくなったりします。

 私の場合だと、日記を親戚が読むと知ってから、ガス抜きの効用を感じつつ書いていた部分をコントロールせざるを得ませんでした。悪口の類じゃなくても(それもあったけど(笑))、家庭内の困った事などが、高齢の親世代に筒抜けになるのはマズイと・・・。

 でも、逆にいい事ばかり書いていると、それはそれでいまいちなんですよ。高齢の身内の世話や雑用が多々増える年代において「ヒマ」とか「ハッピーに暮らしてる」と思われると、どうしても「もっとやってくれていいはずだ」という思いを読み手は抱くようですね。じっつは結構大変な実情を抱えていても、それは当該の高齢の身内に筒抜けになる事を懸念して書けない状態なので伝わらない。そんな中、日記内容からお気楽なヤツと思われると色々な事をして欲しいと期待されたりします。

 私の場合は、自分でサイトの事を一切言わなかったのですが、別サイトからのリンクでばれてしまいました。あくまでももっと広く読者が欲しい一心でリンクをはったのですが、きっとアピール度が高かったのでしょう。(^^;) 身内が知ってしまいまして・・・以後、どうしても日記を書く時には身内の目を意識してしまいますねぇ。なので、皆様がご自分のサイトを息抜きの場とされているようでしたら、身近な人には内緒にしておきましょうね!   (6/18/05)

3)互いに会う可能性のある人達の中での悪口

 悪口は心を濁らせるからやめましょ!と新修身系、あるいは「しあわせをもたらす」系の本なんぞでは大事なポイントしてうたわれてますが、けど、ガス抜かないと、苦しいよ〜というのが凡人である私の気持ちです。

 しかし、そこには自ずとルールがありますね。やっぱり互いに会う可能性のある人達の中で悪口を言ってしまうのは、非常にハイリスクだと思うのです。

 例として
1)小姑A子さんが、同じく小姑である彼女の妹B子さんの悪口を、嫁であるあなたに言った。
ってな時に、賢明なお嫁さんであるあなたはB子さんに告げ口はしないと思いますが、世の中にはそういう人ばかりじゃありません。ことさらに「A子さんが、あなたの悪口を言ってましたよ」とご本人に向かって言っちゃう人、多いです。

こんなあからさまな例じゃなくても
2)PTAで気が合わないCさんの悪口を、同じ小学校の保護者仲間のDさんについ言ってしまった。これは出所がどこかと詮索されるリスクもありますが、あくまでも気が合わないだけのCさんに対する人物評価に恐ろしい尾ひれがついて、保護者同士の人間関係にヒビが入るのこそ恐ろしい。

 けど、でもねぇ・・それじゃ息が詰まるよ〜という時には、恐らく絶対に会いそうもない人に向かって、悪口を申しましょう。

 例えば、嫁姑系だったら、近所の人達に話すとか(ただし、近所の人と、問題の人物がしょっちゅう顔を合わせる可能性のある同居、あるいは近居の時は避けなくちゃですね。こういう時は、あなたの故郷のクラスメイトに話すとか)、子どもの学校関係でむしゃくしゃする事は、趣味のサークルのお仲間に話すとか。

 尚、例外として、自分の家族の悪口は、顔を合わせる可能性がある近所の人に話しても、猛毒がない限りは共感や親近感を呼ぶことが多いです(笑)。(って言っても相手を見極めてからね。甲斐小泉みたいに周囲がいい人ばかりだとOKだけど、変な人がいたら加減しないとダメよ〜)

 こうやって考えると、普段生活をしている場が多ければ多い程、ガス抜きがしやすい訳で、望むと望まないとにかかわらず、会社人間になりきってしまった男性が、より息苦しく、行き詰まりやすいのも分かるような気がします。(10/29/05)