今日は千葉の子育て友だちがやってくるので、私ともうひとりの友人とで一緒に鎌倉で遊ぼうということになった。ところで、いつもの悪癖(いえ、合理的とおっしゃってくださいな)で、一つの用事じゃ駄目なもんで、「そうだっ、母の祥月命日はもうじきなんだがから、お墓参りだっ!」となり、友人二人は北鎌倉で9時半に待ち合わせで、私は後から参じる事にした。


最節約コースはバス利用なんだけど、これが乗り場まで随分歩くんですよ。しかし、そこもまた「用事しながら」という事で、郵便局に寄って窓口でこちょこちょ。それから、スーパーで仏花二束買って、仕分け台の上にあるはさみで長さを短くするなど、しっかり準備を行った。
しっかし・・・バス待ちのときの暑いことったら。アスファルトで固められて交通量が多い道なので、ギラギラ。バスが遅れ気味だったので、あともう少し遅れていたら、お隣に座って親しげに話しかけてきた老婦人にビックリされちゃうようなヘナヘナ状態に陥っていたかも?
バスに乗ると、今日は空いてるなという感じがした。通例、鎌倉に到着までにいっぱい立っている人が出るのが、ほぼ全員座れていたもん。でも、八幡宮まで行くと渋滞になったので、そこで降りた。
そして、またまたまた・・・新聞で読んだ八幡宮のそばに出来たフェアトレードショップというのを探してしまった。ごくコンパクトなお店だけど、ほしかった品物が並んでいたのよね〜。クラフトリンク南風で扱っているノクシタカ刺繍の携帯入れ。画面やカタログでは紺がいいなと思ったけど、実物みたら、断然赤!


それにネパリバザーロの草木染、手刺繍のブラウスっていうTシャツ風スタイルのを買ってしまったぁ。思いがけぬ散財だけど、両方とも、取り寄せしようかと思う程、欲しかったのよね。
菩提寺は・・・待ってましたと黒くてよく肥えた蚊がつぎつぎに襲い掛かってくる。そう来るかと思って、ひと夏サイズの虫よけを持ってきていたんだけど、果敢なヤツはそれでも私を刺して、挙句あえなくバッチンされた。墓前で殺生はいけませんなんて言っちゃおられん。頭の上ではリスがカカカカカと威嚇の叫びを上げながら、枝枝を駆け回っているようだった。梅雨明けも近そう。
色々よろしくねと頼んだ後、多分、超超久しぶりなんだろうと思うけれど、記憶には途中の道が残っていない亀ケ谷切通しを通って北鎌倉方面に抜ける事にした。何てたって、鎌倉へ戻ってJRってもったいないじゃん。それに史跡も見たいし・・・という一石二鳥作戦。
切通しに行く道の途中は新築工事なんかやっている。鎌倉に一戸建てっていいよな〜とうらやましく思いつつ、JRのごく低いガードをくぐると、岩船地蔵堂という新しく見えるお堂があり、そこからは結構建て込んでいるが、案内表示が沢山あるので、迷わず亀ケ谷切通しに出られた。崩落危険状態のようで、ところどころ警告看板や車を入れないための邪魔者なんぞが置いてありましたよ。
思えば、祖父の納骨の後でしょうか。まだ小学生だった私は、元気いっぱいの未亡人だった祖母に連れられて鉢の木で生まれて初めてゴマ豆腐を食べて感激し、それから、切通しを逆に歩いて菩提寺に行った記憶があります。あの頃、祖母は背筋がピンと伸びていて、結構おしゃれなサマースーツ(モスグリーン系だったかな?)と低めヒールのパンプスを履いていたと思うよ。私は身長140センチあるかないかのおちびの小学生だったはず。
感慨にふけりつつ歩く切通しは、思ったより道幅が狭く、あっという間に終わってしまった。長寿寺というお寺の横に出たので、そこで友人にメール。電話を貰って東慶寺で合流。
いや〜、いつでも行けると思っていかないでいた東慶寺。そう、縁切り寺ですが、なかなか素敵です。ちょうどご葬儀があったのですが、それでも素敵。特に切り立った崖にイワタバコとコケが生い茂っているところなんて「おお、鎌倉ならでは」と思う。同じような地形のはずなのに、どうしてうちんちの近くと、こんなにお品と情緒が違うんざましょ。どっとかいた汗も緑の中で澄み渡る風が吹くと、さっと引いた。
東慶寺の後、鉢の木でランチ。道路に出て再びかきまくった汗も、店舗入り口の人口池を渡る風に引っ込み、店舗の中で完全に引きました。(寒いくらい)一番お安いお弁当を食べて、3人で色々お話。お上品なお味でございましたよ。
楽しくおしゃべりして、近場の友人はご両親をお医者様に連れて行く親孝行のために一足お先にバイバイ。その後、残った二人で浄智寺、明月院と回った。
特に良かったのが明月院。途中の看板に「アジサイは7/9に切り戻ししましたのでおしまいです」と書いてあったが、だからこそ「オバサンずのお尻を見ないで済むぞ」と行ってみて大正解。アジサイは東慶寺や実家の菩提寺ですでにかなり見てたからいいのよ♪ 明月院はアジサイの盛りには人だらけで恐ろしいと思って敬遠していたが、実にさわやかな雰囲気の禅寺でありましたよ。
特に気に入ったのは、ユニセフに寄付する方は上がって丸窓の部屋でお茶をいただけますという企画。ではと友人と規定の300円を募金箱に入れて上がりこんだけど、いや〜、日本の美!っていう感じ。
物がない部屋は本当にいいね〜と言いながら、丸窓から見える奥行きのある風景を楽しんだ(この奥行きのあるお庭は、普段、ずっとそうなのかどうか、一般人は参観できませんでした)。
まだ少しアジサイが残っているし、境内の随所で名残のアジサイを生けていたり、新しいお地蔵さんの抱える鉢に生けたり・・・なかなか良かった。明月院って、アジサイが終わってから行くと正解なんだと知った次第。
最後におうす風珈琲の店によって〆た。以前、友人と葉祥明美術館に来た帰りに寄った時と違って、最近改築したらしく、喫茶は奥まった1段高いスペースになっていた。ちょこっとついてる和菓子をつまみながら、最後までおしゃべり楽しんで参りましたよ〜。
あああ、ド充実の1日だった。かなり歩いたけれど、パワーがもらえる感じ(と言いながら、帰宅したら、やっぱり眠たいし、ご飯作るの面倒(笑))。
画像はお友だちからいただいた明月院の丸窓の間からの緑。本当に素敵でしたよ〜。
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※コメント等は掲示板にお願い致します。
しっかし・・・バス待ちのときの暑いことったら。アスファルトで固められて交通量が多い道なので、ギラギラ。バスが遅れ気味だったので、あともう少し遅れていたら、お隣に座って親しげに話しかけてきた老婦人にビックリされちゃうようなヘナヘナ状態に陥っていたかも?
バスに乗ると、今日は空いてるなという感じがした。通例、鎌倉に到着までにいっぱい立っている人が出るのが、ほぼ全員座れていたもん。でも、八幡宮まで行くと渋滞になったので、そこで降りた。
そして、またまたまた・・・新聞で読んだ八幡宮のそばに出来たフェアトレードショップというのを探してしまった。ごくコンパクトなお店だけど、ほしかった品物が並んでいたのよね〜。クラフトリンク南風で扱っているノクシタカ刺繍の携帯入れ。画面やカタログでは紺がいいなと思ったけど、実物みたら、断然赤!



それにネパリバザーロの草木染、手刺繍のブラウスっていうTシャツ風スタイルのを買ってしまったぁ。思いがけぬ散財だけど、両方とも、取り寄せしようかと思う程、欲しかったのよね。

菩提寺は・・・待ってましたと黒くてよく肥えた蚊がつぎつぎに襲い掛かってくる。そう来るかと思って、ひと夏サイズの虫よけを持ってきていたんだけど、果敢なヤツはそれでも私を刺して、挙句あえなくバッチンされた。墓前で殺生はいけませんなんて言っちゃおられん。頭の上ではリスがカカカカカと威嚇の叫びを上げながら、枝枝を駆け回っているようだった。梅雨明けも近そう。
色々よろしくねと頼んだ後、多分、超超久しぶりなんだろうと思うけれど、記憶には途中の道が残っていない亀ケ谷切通しを通って北鎌倉方面に抜ける事にした。何てたって、鎌倉へ戻ってJRってもったいないじゃん。それに史跡も見たいし・・・という一石二鳥作戦。
切通しに行く道の途中は新築工事なんかやっている。鎌倉に一戸建てっていいよな〜とうらやましく思いつつ、JRのごく低いガードをくぐると、岩船地蔵堂という新しく見えるお堂があり、そこからは結構建て込んでいるが、案内表示が沢山あるので、迷わず亀ケ谷切通しに出られた。崩落危険状態のようで、ところどころ警告看板や車を入れないための邪魔者なんぞが置いてありましたよ。
思えば、祖父の納骨の後でしょうか。まだ小学生だった私は、元気いっぱいの未亡人だった祖母に連れられて鉢の木で生まれて初めてゴマ豆腐を食べて感激し、それから、切通しを逆に歩いて菩提寺に行った記憶があります。あの頃、祖母は背筋がピンと伸びていて、結構おしゃれなサマースーツ(モスグリーン系だったかな?)と低めヒールのパンプスを履いていたと思うよ。私は身長140センチあるかないかのおちびの小学生だったはず。
感慨にふけりつつ歩く切通しは、思ったより道幅が狭く、あっという間に終わってしまった。長寿寺というお寺の横に出たので、そこで友人にメール。電話を貰って東慶寺で合流。
いや〜、いつでも行けると思っていかないでいた東慶寺。そう、縁切り寺ですが、なかなか素敵です。ちょうどご葬儀があったのですが、それでも素敵。特に切り立った崖にイワタバコとコケが生い茂っているところなんて「おお、鎌倉ならでは」と思う。同じような地形のはずなのに、どうしてうちんちの近くと、こんなにお品と情緒が違うんざましょ。どっとかいた汗も緑の中で澄み渡る風が吹くと、さっと引いた。
東慶寺の後、鉢の木でランチ。道路に出て再びかきまくった汗も、店舗入り口の人口池を渡る風に引っ込み、店舗の中で完全に引きました。(寒いくらい)一番お安いお弁当を食べて、3人で色々お話。お上品なお味でございましたよ。
楽しくおしゃべりして、近場の友人はご両親をお医者様に連れて行く親孝行のために一足お先にバイバイ。その後、残った二人で浄智寺、明月院と回った。
特に良かったのが明月院。途中の看板に「アジサイは7/9に切り戻ししましたのでおしまいです」と書いてあったが、だからこそ「オバサンずのお尻を見ないで済むぞ」と行ってみて大正解。アジサイは東慶寺や実家の菩提寺ですでにかなり見てたからいいのよ♪ 明月院はアジサイの盛りには人だらけで恐ろしいと思って敬遠していたが、実にさわやかな雰囲気の禅寺でありましたよ。
特に気に入ったのは、ユニセフに寄付する方は上がって丸窓の部屋でお茶をいただけますという企画。ではと友人と規定の300円を募金箱に入れて上がりこんだけど、いや〜、日本の美!っていう感じ。
物がない部屋は本当にいいね〜と言いながら、丸窓から見える奥行きのある風景を楽しんだ(この奥行きのあるお庭は、普段、ずっとそうなのかどうか、一般人は参観できませんでした)。
まだ少しアジサイが残っているし、境内の随所で名残のアジサイを生けていたり、新しいお地蔵さんの抱える鉢に生けたり・・・なかなか良かった。明月院って、アジサイが終わってから行くと正解なんだと知った次第。
最後におうす風珈琲の店によって〆た。以前、友人と葉祥明美術館に来た帰りに寄った時と違って、最近改築したらしく、喫茶は奥まった1段高いスペースになっていた。ちょこっとついてる和菓子をつまみながら、最後までおしゃべり楽しんで参りましたよ〜。
あああ、ド充実の1日だった。かなり歩いたけれど、パワーがもらえる感じ(と言いながら、帰宅したら、やっぱり眠たいし、ご飯作るの面倒(笑))。
画像はお友だちからいただいた明月院の丸窓の間からの緑。本当に素敵でしたよ〜。
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