イギリスに行っている近所のおばさまから連絡があり、郵便局へ行く用もあるし、と頼まれた仏様の前に供えた花を捨てに行った。用事を済ませると、時刻は5時を回って、そろそろ夕暮れ時。

 郵便局の前に小さな男の子が立っていて、何やら紙を渡す。てっきり地域のお祭りか、サークル活動のチラシかなと思って、はいはいと受け取ってみた。
 さっと目を走らせると、郵便局の先にある何かよう分からない店舗で扱っている浄水器だか水のお試しらしい。「そこのところ直ぐですから」とかわいらしい声で言うのだが・・・。

 何かなぁ・・と考えてしまったのだ。これが単なる親孝行なのか、それとも、もっとあざとい系企画なのか。

 日本ではテーマに詰まったら、動物モノか子どもモノで作れば外れないと映画やテレビ作品で言われるが、おおむね子どもに弱い国民性なのだ。そこを狙って、かつて終戦直後の貧しい時代には、子どもを叩いてわざと泣かせる物乞いがいたそうだ。

 今でも発展途上国では子ども達がわっと群がって来るが、その時もかわいそうねと小銭を出すのは日本人が多いようで、欧米人は冷淡な人が多いらしい。

 例えば、お店の中やお店の大人から見える範囲の場所でお手伝いをするとか言うのは悪くないと思うのだが、近いとは言っても、お店からは見えない道路に立ちん坊してまでお手伝いというのは、今の日本の状態からすると、危ないこともあるだろうし、あんまり良い事とは思えないのだけどなぁ・・・ひねた考えかしらん?

 郵便局で用を済ませてその子の行っていたショップの方向にやや足を向けると、他にもチラシを持った小さい子が数人いて信号待ちで固まっていた。

 果たして、彼らは自主的にお手伝いをしてるのか、それとも、お店が子どもを使って安価に宣伝しようとしているのか・・・う〜ん、どっちなんだろうと考えてしまった。

 単純に友だちの親御さんの店の販売促進を手伝ってあげるんだ!といいことしてると思っている子達かも知れないし、あるいはちゃっかりしてるのかも知れないし・・・お店の方も子ども達の社会勉強の一環と思っているのかも知れないし、ちゃっかりしてるのかも知れないし・・・。

 とにかく、高度経済成長を遂げた日本の、ごく普通の住宅街界隈では(観光地では時々見たりするんですけどね、明らかにバイトだったり、あるいは家業手伝いだと分かる子達を)めったに見られない光景だったので、色々と考えてしまった。

 単純にいい子のお手伝いと思えない私、やっぱり相当ひねくれてるかしら?^^;

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