今日は2週間程度前から予告のあった雑排水管清掃の日。以前は春分の日の連休の頃にぶつけられて、田舎に行ったりして出来ないことが重なっていたので相当汚れてるだろうから、今日は必須だと思った。

 この清掃については、何回か、日にち変えてよと理事会には言っていたんだけど、当時の管理会社の都合で、うちらの集合住宅は優先順位を下げられてしまって、連休をあてがわれていたようである。

 で、今日はもうお待ちしてました!って感じだけれど、待っている間が長くて、昨日借りてきた本のうち「テヘランでロリータを読む」を読んでおりましたよ。

 時間ってのは面白いもので、何もせずに待っているとものすご〜く長い時間に思えるのに、面白い本を読んでるとあっという間にやって来ますな(笑)。

 堅実な感じの2人組みのオジサン達で、風呂場の排水状況が相当悪いけれど、それは鉄管を使っていてさびがボール状になっているからで、うっかり乱暴に扱うとピンホールが開いてしまうとの事。作業を見ていると、ホームセンターでも売っているワイヤーをゆっくり丁寧に相当深くもぐりこませて、そこに屋外の車のタンクから高圧で水を流してるらしいけれど、私のようなぶきっちょが形だけまねてワイヤーを突っ込んだら、悲惨なことになりそうだなと思った。

 で、少しは通りが良くなったそうで、築年を考えたら、あまり多くを望んではいけないのだろう。

 午後はまた本と昼寝のサンドイッチ。電源コード抜いたマッサージ椅子に自家製長座布団と市販の座布団を並べて、凸凹を埋めてリクライニングさせると、ほんと〜に気持ちいいんだから(笑)。羽毛布団をかけてぬくぬくとしちゃうと、私には難しい文学論の部分に入ると、す〜っとまぶたが閉じるんだよね。

 で、また起きて読む。かつて見ていたイスラム革命の実態はインテリ層にとってはかなり悲惨なもので、イスラムの教えに背くと称された人々に対する残虐な仕打ちがところどころ述べられている中で、著者達インテリ女性グループの密かな反逆の模様が語られる。一人ひとりの生徒達の様子が語られて、自分もその端に加えてもらっているような臨場感があったよ。(って事を読書ブログに書けばよいのに、書いてない(^^ゞ)

 この本を読んでいると、格差社会が危険な革命をもたらしちゃうんだなぁと感じるんだよね。戦前だって、贅沢は敵だ!って叫んでいた人たちは、持っている人たちを自分達と同じ場所に引きずり下ろしたかった訳だし、フランス革命然り、ロシア革命然り、そして文化大革命もそうじゃない。

 私は多分、日本では最も民衆の間に格差がなかった時代に育ったということになるのだろう。本では文学の持つ力も語っていたけれど、格差社会の出現が叫ばれてる今の日本、これからホントに大丈夫かい?と心配になりつつ読んだよ。

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