2007march31緑道の桜
 桜が満開の中、長男の出立の日でした。

 朝ドラの「芋たこなんきん」の最終回でかもかのおっちゃんの葬儀シーンを見て泣いていたら「悲しいの?」と長男。一瞬、ドラマの事かと思いましたが、自分の出発の事だったよう。

 「嬉しいことだから悲しくないよ、寂しいけど」というと、普段は見られぬ神妙な顔をしていました。

 相変わらずパッキングヘタ(これは私に似たね(^^ゞ)なので、クシャクシャになるからとおろしたてのスーツを着て、セットになっていた靴も履き、初めてネクタイも締めて荷物を両手いっぱいに持っているので、駅まで送りました。

 でも、駅のターミナルって後ろにも車がいるし、前はバス。別れを惜しむ風情はありませんでしたねぇ。こんな時代だからそれでも良いのかもと思っておりました。

 で、電話が来ましたよ〜。「書類忘れた」なんと下宿の鍵引き換えに必要だと念を押して持たせた「説明を受けたという証拠の書類」や下宿の図面など一式を忘れたとの事。でも、下宿を決めた日が混みあっていなくて顔を覚えてもらえていたのか鍵を無事に渡してもらえた模様。

 とはいえ「探しといて、連絡ちょうだい」との事。普段は入室厳禁をうたってた部屋もこうなると公認で入り放題でありいます。調べたけどないので「送った荷物の中かカバンの中じゃない?」とメールすると、やがて電話が。

 がらーんと響く音はカーテンも家具什器も入っていない下宿先からのようで「あった、カバンの中に」と申します。母のドジはしっかり遺伝していますね。

 携帯電話にメール、便利な手段が出来て、離れても昔ほどの寂しさがないのは親にとってはありがたいことではあります。

 何事も後手後手に手配したので、大学生協で手配した家具等は今日無事に届くのでしょうか? 初めての一人暮らしをスタートする長男に幸あれ!

 今年は関東の桜が先に咲き始めてしまったので、入学式のある二日も満開の花にいどろられて過ごせるかも知れません。

 やっぱりちょっぴり感傷的になる母でありますが、友達に誘われて、午後からは曇天ではありますが、元気に近所のお花見に行って来ました。空はつながってるように、心もつながってるんだぞ〜い!などと言う言葉を長男に聞かれたら、けっ、ウザッ!と言われるかも知れませんね(笑)。

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