夕食後、ご無沙汰していた子どもの学校関係でのお付き合いの人から電話。さては嬉しい飲み会のお誘いか・・・と思ったら・・・
 ひとしきり近況報告の後、おもむろに「明日の選挙なんだけど」と切り出された。多分、彼女も本音は辛いんだろうなぁ。いきなり単刀直入に言えず、あれこれ前置きをしてから言うという事は・・・

 実は彼女のおススメと同じ政党を、今年の市議会選挙の時、別の人から、普段の彼女の控えめな態度から思うと、かなり強引にしつこく薦められたことがある。しかもお酒が入っていたからかも知れないが「誰に入れるの?」とまで聞かれて、それまで彼女に感じていた親近感がガラガラガッチャ〜!と音を立てて崩れたよ。

 選挙前のこの手の電話や勧誘って、実は逆効果なんじゃないかなぁと思う。それでも、言わなくちゃいけない、勧めなくちゃいけないっていうノルマが彼女らの属する場にはあるらしいのが痛々しいよ。

 昔、高校時代の同級生が「ご無沙汰の友達に電話貰って嬉しかったけれど、結局、選挙の投票依頼だったので、がっかりした」と言っていたっけ。かけてきたという友人は高校の時はかなり親しく付き合っていた人だったんだけど、勿論、選挙区の違う私には連絡はなかった。こういう風に普段ご無沙汰なのに、いきなりというのはかなり現金な感じがするしなぁ・・・。

 基本的にはいい人たちなんだけど、選挙の時にこういう行動を取られると、一歩引いてのお付き合いしかできないなぁと思うのである。特に今、顔を合わせる機会が多い人の場合、恩を着せられるような事態は極力避けないとやばいなと思う・・・私って心が狭いかしらん?

人気blogランキングへ