久し振りに市民図書に行って来ました。お料理本と現代の食卓事情を定性データから探り出したものと、鎌田實先生の本と3冊。
お料理本はうちに帰ってから15分でおいしい晩ごはんと言う本。

お義父さんがアシスタントだそうで、まさる、と呼び捨てにするのはいかがなものかと思いつつ、やっぱり、お客様である読者に対して身内の人である義父を敬称で呼ぶのはおかしいんだから正しいってこった、などと余計な事をブツクサ言いつつ、おいしそうなページをめくっておりました。(お義父さんもアシスタントをしてとってもイキイキされているご様子なので、他人が野暮っちいことを言うのではないっ!<ぢぶん)
で、手際をよくするために最初にしておいたほうが良い事って項目。結構自分も取り入れてるぞと自己満足。まぁ、私の場合、料理のバリエーションが著しく少ないですが。(^^ゞ
お料理本はうちに帰ってから15分でおいしい晩ごはんと言う本。

お義父さんがアシスタントだそうで、まさる、と呼び捨てにするのはいかがなものかと思いつつ、やっぱり、お客様である読者に対して身内の人である義父を敬称で呼ぶのはおかしいんだから正しいってこった、などと余計な事をブツクサ言いつつ、おいしそうなページをめくっておりました。(お義父さんもアシスタントをしてとってもイキイキされているご様子なので、他人が野暮っちいことを言うのではないっ!<ぢぶん)
で、手際をよくするために最初にしておいたほうが良い事って項目。結構自分も取り入れてるぞと自己満足。まぁ、私の場合、料理のバリエーションが著しく少ないですが。(^^ゞ
実はもう1冊の「普通の家族がいちばん怖い」という本がマジ怖かったんです。確かに写真撮影も入る定性調査に応じるようなタイプは、私に似ていて、「書いたり読んだりは好きだけど、料理はいまいちね」ってのがあるかと思うので、その歪みは織り込んでおいて欲しいのですが、それにしても・・・今30代〜40代半ば位の主婦の家庭料理の取り組みに対しては、さすがに私も唖然。

これって、本当に元日の食卓なの〜?と言うような普段同然、いや、普段がこういうものばっかり食べているのならかなり栄養的なバランスが・・・というような光景が並んでいます。
そして、クリスマスには手を掛けてお正月は手抜き放題「やってもらう人」を選ぶ主婦たち。
って読んでいて耳の、いや目の痛いところも多々あったんですよ。思えば私も「家族に不評だと一度で懲りる」し、お正月は「義父母宅でやってもらうから、自分は御節は必要最小限度で良いし、そうなったら作るのはかえって間尺が合わない」であらかた買い食い派ですし。
それに「家の味を受け継ごう」なんて思っていないし・・・。義母に作り方を聞くなんて一度もしませんでしたし、彼女も教えようとは勿論しないし・・・。
正直に言うと、私は義母はあまり料理が好きじゃないと公言しているので、だから、教えようとしないんだろうと思っていましたが・・・もしかして、親世代が子世代に伝えようとしないのは、普遍的な傾向なのかも知れない、とこの本を読んで思いましたよ。
一番ぞ〜っとしたのは、電飾や写真入年賀状で「家族の絆」や「盛り上がり」を大切にしている事をよそに顕示する家庭ほど、内情は「????」な事が行動や食卓から現れており、みんな「我が家の伝統」ではなく「横並び」「世間の基準」を気にするようになっている事。これって、逆に言えば「みんなで渡れば怖くない」という事でもあります。
友人、知人が公共の場や、娯楽の場での子連れ家族の目に余る様に対しブーイングしているのを耳目にしますが、私自身も、本来たしなめるであろう年代の親世代が、子、乳幼児の孫と一緒に嬉々として深夜に向かうカラオケの受付をしているのを複数組見てゾッとしたことがあります。
著者も断っているように、そういう伝統を女性だけ、主婦だけのものとして押し付ける意図はないとの事で、あくまでも社会的傾向をつかむためのデータツールという事らしいですが・・・。
水曜日にお散歩した友人と話し合った「どうなるんだろう」という将来に向けての得体の知れない不安の根源のひとつがこれなんだと分かりました。
そして、アンケートの最後に「伝統は守らなくては」「私は手作りしています」などと立派なことを書いている人が、自分は嘘付という自覚が全くないまま、実生活では全く正反対の行動しかしていないというのもゾッとしますし、自分は幸せそうな姿をアピールしていながら、他人の賀状に不幸や虚偽の陰を感じ取るのは鋭いってのもいただけません。
こういう「棚上げ」姿勢・・自分の行動を顧ないで、正義を振りかざすクレーマーが多発という状況とも重なっているようです。
この主婦たちの反逆って、綿々と押さえつけられてきた主婦層の反逆の集大成なんでしょうか? でも、食生活に於いての過度の手抜き(例えば、時短とか、用具の合理化のような、上に紹介した料理本のようなものならOKですが、買って来た惣菜をまんま並べて、食事と供する飲み物は糖分たっぷりの清涼飲料水というのでは・・・^^;)というのは、どうにもいただけない、恐ろしい反逆・・・ひいては自分の首を絞めるだと思うんですけど。
友達は「読んでいるうちにイヤになった」と最後まで読めなかったそうです。料理上手で、娘さんと一緒に手作り御節を重箱に詰めて、夫、妻双方の実家に持参する彼女には考えられない世界だったのだと思います。 手抜き度の高い私はあり得ない話ではないと思いましたが、まさかここまでとは・・・・。
下手なスリラーやサスペンスよりよほど怖い本です。ぞ〜っとしたい人はぜひご一読を。
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これって、本当に元日の食卓なの〜?と言うような普段同然、いや、普段がこういうものばっかり食べているのならかなり栄養的なバランスが・・・というような光景が並んでいます。
そして、クリスマスには手を掛けてお正月は手抜き放題「やってもらう人」を選ぶ主婦たち。
って読んでいて耳の、いや目の痛いところも多々あったんですよ。思えば私も「家族に不評だと一度で懲りる」し、お正月は「義父母宅でやってもらうから、自分は御節は必要最小限度で良いし、そうなったら作るのはかえって間尺が合わない」であらかた買い食い派ですし。
それに「家の味を受け継ごう」なんて思っていないし・・・。義母に作り方を聞くなんて一度もしませんでしたし、彼女も教えようとは勿論しないし・・・。
正直に言うと、私は義母はあまり料理が好きじゃないと公言しているので、だから、教えようとしないんだろうと思っていましたが・・・もしかして、親世代が子世代に伝えようとしないのは、普遍的な傾向なのかも知れない、とこの本を読んで思いましたよ。
一番ぞ〜っとしたのは、電飾や写真入年賀状で「家族の絆」や「盛り上がり」を大切にしている事をよそに顕示する家庭ほど、内情は「????」な事が行動や食卓から現れており、みんな「我が家の伝統」ではなく「横並び」「世間の基準」を気にするようになっている事。これって、逆に言えば「みんなで渡れば怖くない」という事でもあります。
友人、知人が公共の場や、娯楽の場での子連れ家族の目に余る様に対しブーイングしているのを耳目にしますが、私自身も、本来たしなめるであろう年代の親世代が、子、乳幼児の孫と一緒に嬉々として深夜に向かうカラオケの受付をしているのを複数組見てゾッとしたことがあります。
著者も断っているように、そういう伝統を女性だけ、主婦だけのものとして押し付ける意図はないとの事で、あくまでも社会的傾向をつかむためのデータツールという事らしいですが・・・。
水曜日にお散歩した友人と話し合った「どうなるんだろう」という将来に向けての得体の知れない不安の根源のひとつがこれなんだと分かりました。
そして、アンケートの最後に「伝統は守らなくては」「私は手作りしています」などと立派なことを書いている人が、自分は嘘付という自覚が全くないまま、実生活では全く正反対の行動しかしていないというのもゾッとしますし、自分は幸せそうな姿をアピールしていながら、他人の賀状に不幸や虚偽の陰を感じ取るのは鋭いってのもいただけません。
こういう「棚上げ」姿勢・・自分の行動を顧ないで、正義を振りかざすクレーマーが多発という状況とも重なっているようです。
この主婦たちの反逆って、綿々と押さえつけられてきた主婦層の反逆の集大成なんでしょうか? でも、食生活に於いての過度の手抜き(例えば、時短とか、用具の合理化のような、上に紹介した料理本のようなものならOKですが、買って来た惣菜をまんま並べて、食事と供する飲み物は糖分たっぷりの清涼飲料水というのでは・・・^^;)というのは、どうにもいただけない、恐ろしい反逆・・・ひいては自分の首を絞めるだと思うんですけど。
友達は「読んでいるうちにイヤになった」と最後まで読めなかったそうです。料理上手で、娘さんと一緒に手作り御節を重箱に詰めて、夫、妻双方の実家に持参する彼女には考えられない世界だったのだと思います。 手抜き度の高い私はあり得ない話ではないと思いましたが、まさかここまでとは・・・・。
下手なスリラーやサスペンスよりよほど怖い本です。ぞ〜っとしたい人はぜひご一読を。