連休明け。早速に遊んでしまいました。

 何しろ今日は水曜レディスデーですから。先週も行ったばかりのシネマ・ジャック&ベティ。今日は単館上映のベティの方に「胡同の理髪師」を見に行って参りました。

 ジャックでの予告編で「主人公チンお爺さんのまわりには気持ちの良い風が吹く」というナレーションを聞いて、また、北京オリンピックのために取り壊しが進んでしまったという胡同のある街並みを見たくて、ぜひぜひにと思っていたのですが、せっかく行くのならと声をかけたら、またしても友達が付き合ってくれました。

 今回は総勢四人。うちひとりは先週も行ったので迷ったけれど、「天気いいし、パンがおいしかったから」で乗ってくれましたよん♪

 
 実は今回は超久し振りに一緒にお出かけの友人がひとりいたのですが、彼女は多言語が分かる人。日本語、北京語、韓国語、英語・・・。なもので、彼女の感想は楽しみでした。

 私は自身の親しい人たちがいつの間にか亡くなり、自分にも死が迫っているのを実感せざるを得ない高齢者の姿と祖母の姿をダブらせて見てしまったのですが、彼らの姿と古くて見栄えが悪いと、立ち退き、取り壊しの運命である胡同という古い建物とをダブらせることによって、老いの哀しさや一方で逞しさを感じさせてくれました。

 出張理髪をしていた親しい友人が病気のために引き取られた先の成功した息子の家のきれいでモダンだけれど、寒々とした様子と、汚くてごちゃごちゃしているけれど、人と人のふれあいがある胡同の対比も面白く、よ〜く見ると、これって、突貫工事をしてオリンピックのために古い物をぶち壊している政府に対する批判ではないの?と思わないでもないのですが、そういう事を建前では声高に言っていない映画は、スルーしちゃうんですね。

(二日ほど前に「小さな建築」という効率優先の摩天楼チックな建物に対して批判的な本を読み終えたばかりなので、高層建築が建ち並ぶ「現代」の北京の風景に対しては、私自身はやはり否定的な気分を抱きましたけれど)

 1960年代から70年代にかけての打ち壊しニッポンを髣髴とさせる場面も多いのですが、暮らす当時者としては、やっぱり不都合や不便があったから、スクラップ&ビルドをやってしまったのですよね。

 懐古的な気持ちで「いいなぁ〜」と思ったり、観光客として「素敵!」と思う町家ですが、じゃあ、今の自分の状態で暮らせるか?と言われたら、NOといわざるを得ない、それと似たものを胡同に感じました。

 ちなみに多言語を解する友達は「お爺さんの北京語なので、古い言い回しがあってわからないところは字幕を見たけれど、あとは目をつぶっていても分かった」そうでして「私は、ああいうじめじめした汚い建物は壊してキレイにしたほうがいいと思うけれど」とのことでした。彼女、お掃除大好きなきれい好きなんですよね。こういう現実的な感想は、言葉の壁がなく、観光客的な立場で見ていないからこそ抱くのだろうなぁと思いました。

 何はともあれ、なかなかいい映画でした。

 さ〜て、その後はお茶。不二家のパーラー(PEKO'S kitchen)でまた〜りとしゃべくりまくりました。

 今日も楽しい1日でした♪(帰宅してから大急ぎでご飯作らねばでしたけれど)

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