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今朝は朝も早よから市長さんの表敬訪問があり、祖母がお世話になっている施設は準備が大変そうでした。

嘘かホントか、以前は百寿の祝いに村からン十万円のお祝いが出たと言いますが、町村合併後は花束をいただきました。

祖母は地元自治体に対する貢献度が高いとはとても思えないので、それで十分ではないかと思いつつ、「タイミングが悪かった〜」と言う思いが若干漂うのは否めません(笑)。

さて、お誕生会でお昼をご一緒させて貰い、疲れて横になった祖母に別れを告げ、帰宅して横になりたい父と、色々細々と動いてくれた義姉を送った後、午後からはフリータイムとなりました。

それじゃあ、夏休み突入前に行っちゃいましょう!と清泉寮の敷地内で公開されている「西の魔女が死んだ」の西の魔女、ことおばあちゃんの家に行って来ました。

このようなロケセット訪問は去年の大河ドラマ「風林火山」のセットに続き、二度目です。

風林火山のセットは撮影用と言うのがはっきり分かる、例えば玄関部分だけで座敷はないと言った生活感のない、あくまでも舞台装置と分かるもので、それはそれで面白かったですが、おばあちゃんの家は誰かが住んでいても不思議ではない自然な生活感がありました。

ガラス戸の古びた感じやはめられたガラスの古めかしさは解体された古家から持って来たり、色々ご苦労があったようです。

おばあちゃんを若くしたような優しい雰囲気のカントリーウェアの案内の方が色々お話を聞かせてくださりまして、例えば庭をおばあちゃん一人で維持して来た適宜荒れた感じも出さねば、と造園担当者がわざわざ雑草も植えたとか、建物内にはトイレや風呂が無いので実際の宿泊には適さない事、映画の様々な場面で現れた印象的なサンルームは国定公園の決まりにより、撮影終了後は直ちに足下のガラスを板で囲わないと行けなかった、などなど…

今日は夏休み前の平日だったので見学者もそう多くなく、いい雰囲気でじっくり楽しめました。

内部見学をするには強度の問題があるとの事で(そういう法律があるそうです)外からしか見られないと聞いていたのですが、開け放ったドアから室内が見渡せ(二階が見られないのは残念ですが)、思っていたより見応えがありました。

今日は昨年行ったヤマネミュージアムは休館日でしたが、2つ併せて見ると森の暮らし気分に浸れるかも、です。


清泉寮もハーブガーデンが出来ていて、広々とした緩傾斜の牧草地の向こうに雨上がりのいくぶん雲のかかった山々が遠くに見え、とても美しい眺めでした。

京都、奈良、鎌倉などなど古都は好きです。でもこの山々の美しさはどう逆立ちしてもかないませんね。まぁ、逆も真なりですが(笑)。