毎週日曜の朝は、我が家で購読している地元紙にも求人情報が入ります。今までもその存在が気になっていたのですが、今朝の求人チラシにもまた載っていました。未曾有宇の金融不況等、不景気感が強く印象付けられている今だから、チラシの左下隅に目が行ってしまう人も多いのではないかと心配になりました（今までは、この組織の広告は他の企業の広告の中に埋もれている感じだったのですが、何故か今日は配置も目に付く場所です^^;）。

　それは、宛名書き等、自宅で出来る仕事で、らくらく、ボールペンで書くだけ、確実な現金収入など、文字の大きさ等にばらつきはありますが、いかにも簡単、いかにも儲かりそうな内容です。しかし、ボールペンで書くだけのはがき書きで1通40円貰えるなんて、今時ありえます？

　そういえば、むか〜し母が県の内職相談員をしていた時、普通のトラブルと言っては変ですが、工賃の払いが悪いというような話以外に(時には雇い主側からのトラブル相談もあったようですけれど）、しばしば内職商法に引っ掛かった人からの相談を受けていたようです。その中にあった代表的なひとつが、宛名書き。工賃を貰えるどころか、何だかんだで経費を差し引かれて手元に残るお金がない、もしくは出るだけになったとか。古典的（？）内職商法はず〜っと継承されているようであります。^^;
　
　今朝の求人には「諸経費がかかる、かからない場合があります」と一応断りを入れてはあるのですが、この組織の名前をインターネット検索に掛けたら、数は少ないのですが、ヒットしました。それによると、登録料というのを最初に徴収し、実際は大して仕事がないところのようです。

　その登録料が、パソコン在宅をうたって最初にソフト料等の名目で数十万円取るような組織ではなく、数万円なので悪徳として認定されていないようですが、何か仕事をするために初期投資しなくちゃというのは、摘発された派遣業の「手袋買え、安全靴買え、データ装着料払え」以上に危ないですね。

　ヤフー知恵袋等の回答を見ていると、こういうところに一度資料請求をしてしまうと、先方に取得された個人情報をどういう風に二次利用されるかわかったものではなく、下手をすると悪徳商法系の「カモ」にされてしまう場合もあるとか。

　こんな時勢ですから、少しでも家計の足しにしたいという真摯な心を利用しようとする輩は許しがたいものがありますが、求人情報誌(紙）を見て、うまい話だと思ったら用心すべきですし、それでも問い合わせや資料請求をしたい場合は、まずその組織名を検索に掛けてチェックしてみる、あるいは地元の消費生活センターに問い合わせてみるなどしたほうが良さそうですよ。

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