今日の天気のようにドッペりと暗くお寒い最近の日本。何せ、「景気が悪い」「100年に一度の未曾有宇の・・」(って、1929年の世界大恐慌から100年経ってないだろうと私は突っ込みを入れたいのですけど(>_<))などなどと言ってるうちに、言霊が呼び寄せたが如く、ますます政治も経済も迷走気味だし、怨恨も何もないのに、平気で人に危害を加える変な事件も多いし・・・

 そんな中で日本の作品のアカデミー賞のダブル受賞というのは良いですね。昨年のノーベル賞も日本人並びに日本出身者が複数受賞して、やった!と明るさをもたらしてくれたけれど、今度は映画で。

 短編アニメ賞の「つみきのいえ」(フランスかどこかの良質な絵本のような日本離れしたタッチですね)と外国語映画賞受賞の「おくりびと」の2本が受賞。

 かなり以前に青木さんという方が書いた「納棺夫日記」という文庫本を兄から薦められて読んだことがあります。青木さんは致し方なくそういう職業になってしまったと書いておられたように記憶していますが、丁寧な仕事ぶりと、とんでもない状態で死を迎える方がいると知って驚きました。その納棺士(今は婦とか夫はいけないのよね。大体保育士、看護師、介護士などと表記します)を本木雅博さんが演じたところまでは知っていましたが、撮影協力は庄内地方だそうで、鶴岡で協力した人たちが大喜びしている画面が出て来ました。

 アカデミー賞受賞したからというより、鶴岡と聞いて、俄然見たくなりますね。今はフィルムコミッションが利用しているという鶴岡市郊外(私が行った時はまだ市内ではありませんで郡内でした)にある松が岡や致道館や致道博物館などなど、それに城址にある庄内神社などなどの風景が目に浮かびます。だから、余計に快挙!という感じですね。

 きっと受賞で上映の機会が出てくるでしょうから、その折には是非見てみたいものです。

 これで、世間一般の暗い気分が少し晴れるといいなぁ〜。

人気blogランキングへ