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 曇天です。これと言ったトピックもないので、御題に合わせて書きます。

 私の処世術。これはひとえに誰かと角突き合せない、親しくなければ以心伝心なんてないのだから、困った事象ほど言葉を尽くし、誠意をもって対応をするという事でしょうか。

 若い頃は結構角突き合わせちゃう場面もあり、上司にたしなめられたりしましたが、それはあくまでも「自分が最下位の身」「窮鼠ネコを噛む」「失うものがないコワいもの知らず」だったからの事。

 今の年齢になると、相手と角突き合わせてガチガチ言い合うのは、得策ではないと思います。つまり、それだけ体力、気力がない、とも言えます。(未だにガチガチ言い合える、と言うか互いに憎まれ口ばっかり叩く中学時代からの友だちがいますが、それって極めて貴重ですね〜
 最近気になるのは、年配の男性の切れやすい事。折り合いをつけるのが下手な事。

 特にある程度、社会的な地位が高い、インテリと呼ばれた層の方の非寛容性が目立ちます。現役時代、その地位に対してヨイショされてきたのでしょうね。社会も「男性が主、女性は従」という考え方が主流の世代。家庭でも「誰が食わせてやってるんだ」で通してしまったのかも、などと想像します。

 だから、人に頭を下げるのが極度に苦手みたいです。はたから見たら実につまらないことでも譲らない、詫びない、礼を言わない。対して、人にしてもらうのが当然、ありがたがたらない。

 こういうタイプ、年配者が主体の団体等に行くと、和気藹々になるべきところを、つまらぬ沽券、面子を張り合って譲らない。時として大声を出してやりあう場面などを見ることがあります。

 また、街中でも、例えば、法令的にも歩行者優先である歩道を自転車で走っておきながら、歩行者が邪魔だと怒鳴りつけたり、違法駐車をした者同士が怒鳴りあっていたり、実にみっともない場面を見ることがあります。まま見られるのが、お金を払っての買い物やサービス利用での横柄な態度(これは、まぁ、女性の年配者でも時々見ますけど)。いくらお金を払っているからと言って、見ていて気持ちの良いものではありません。

 別に謝ったり、お礼を言うことで、自分が貶められるわけじゃないんです。ちょっと、一言すみませんね〜とか、ありがとうを言うのを惜しむばかりに、周囲も不愉快になって、自分だって、その時は「言ってやったゾ」と思うのかも知れませんが、その本質を知ってまで親しい知己でいたいと思う人はあまり居ないと思いますよ〜。つまり、結局、損だと思うんです。

 (世の中、理屈ではうなずかない人が、損得論になると、説得されやすいので、私、よく損得論に持って行きます。これもひとつの処世術かも? まぁ、自分自身も計算高い方ですし・・・(^^ゞ)

 サイトでも書いたことがありますが、以前、我が家のエアコンのドレイン(排水)部分の接合がいい加減で階下に水漏れ事故が起きたことがあります。これって、本当は我が家の責任ではなく、取り付け業者の責任です。でも、被害を受けられた方に対して、やっぱり我が家が謝らなくてはどうでしょう。こういう場合、開き直っても気持ちの良い解決にはなりません。

 業者は消費生活センターを通したところ、コロッと対応が変わり(苦笑)、保険を使って対応してくれて、我が家の1室が新品同様になったというおまけも付きましたが、階下のお宅の補修についてはマンション総合保険で補填。その連絡は我が家に来るので、逐一ご報告し、進捗具合をお伺いし、我が家で音が出る時は前もってお詫びをし・・・という事で、誠意をもって対応させていただいたつもりです。

 結局、「息子が家がきれいになってかえってよかったじゃないと言ってくれたわ」と階下の奥様が笑っていってくださるような状況になり、事故の前より階下の方との関係が良くなった位です。角突き合わせず、相手の立場に立って対応して良かったなぁと思いました。(^_^)

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