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映画業界で働きたいと思う? に参加中!
 先日地元FMのプレゼント企画で当選した映画鑑賞券。フロスト×ニクソン、地味系映画なので、市内の行きやすい場所の映画館では上映せず、しかも夕方からなのでした。

 川崎かららぽーと横浜のどちらかという事で、誘った友人がららぽーとに行った事がないとの事でららぽーとにしました。

 まぁ、最近、県内に出来るショッピングモールって、いずこも金太郎飴みたいで、川崎のラゾーナも、センター北のノースポートモールも、ららぽーともサイズの大小や主購買層によって若干の違いはありますが、これ!という個性はないですね〜。

 ただし、個性的と言えば、ららぽーとのシネコンは天井が高くて、すごい立派でした。(まるで教会建築のような)

 映画はウォーターゲート事件で失脚後のニクソンとインタビュー契約を結んだちゃらすかしたイギリス人司会者フロストの静かなる戦いを描いています。
 ウォーターゲート事件は詳細はよく分からないものの、ニクソンの敗北を印象付けたぼんやりした表情をテレビで見た記憶はありまして、その映像が発生したというのが、この映画で描かれているインタビューなんですね。

 フロストを演じた俳優さんは日本人で言うと、志垣太郎や石橋保というのでしょうか、目鼻立ちパッチリでにこっと笑うけれど、腹の中は・・・?という感じ。ニクソンを演じた俳優さんは、昨日の新聞の映画コラムで絶賛していたけれど、確かにうまい! ニクソンの私生活もこんなだったのかもと思わされました。

 ニクソンはとっくのとうに亡くなり(もうその頃には影の薄い人でした)、フロストはサーを名乗るまでの人になっているようです。思えば、人好きのしない人物にもかかわらず大統領にまで上り詰めたのですから、日本ではつとに悪役イメージの強い(名前の響きも悪いのよね、憎憎しいような感じで)ニクソン、実はかなりの実力者だったのだろうなぁと今更ながら思わされました。

 宣伝バンバン打ってない映画ですが、コンピューターグラフィックスやら、大掛かりな仕掛を使わず、俳優の演技力が魅せているオーソドックスな映画で、なかなか良かったですよ〜。

 さて、本日のライブドアのお題が映画業界で働きたいと思う? だったので、折りよく映画を見たので、つらつら書いてしまいましたが、映画業界は面白そうだなぁと思う一方で、監督にせよ、俳優にせよ、著名人となれるのは、ほんの一握り。映画が終った後に延々と流れる小さい文字のクレジットで示されるように、その他大勢がいて成り立つ産業です。縁の下の力持ちであることに喜びを感じられるタイプでないと辛いかも知れないなぁと思います。

 憧れはあるけれど、アートに対する情熱以上に功利的な部分の強い私には、映画業界での仕事は勤まらないかも?

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