今日のニュースは何と言ってもSMAPのクサナギ君の逮捕。介護問題の深刻さをうかがわせる清水由貴子さんの自死のニュースの印象が薄れてしまうのは、ご本人にとっては根掘り葉掘り色々探られることがなくなって良いのかも知れないけれど、介護を社会化して欲しい人たちにとっては残念な事かも知れない。

 ネットをチラ見すると、自死を選ばざるを得なかった由貴子さんに冷笑的なのは男性や介護は他人事と見ていられる若年世代に多いように思う。一方で、身につまされるという記述も多く見られ、私も大した事はしていないけれど、それでもしんどかったのだから、由貴子さんに同情する一人。

 クサナギ君の話は最初友人からのメールで知って「えっ、麻薬、まさか?」と思ったのだが、どうやら泥酔で深夜の公園(OL時代にそばを通る事もあった公園だけど、随分様変わりしちゃったなぁ)で一人ストリップしちゃった公然わいせつ罪。
 彼の知名度の高さや、CMやキャンペーンでの露出度の高さから、B級、C級のタレントならば、三面記事の片隅で終りそうな笑い話では済まなかった。

 クサナギ君、以前のNHKの彼オンリーの特番で、SMAPメンバーですら私生活を知らないと言っていた位で、人当たりの良さそうな見かけと違って、私生活は孤独、あるいは清潔感のある好青年という看板でしんどくなっていたのかなぁと思う。
(実は、子ども達が小さい頃の「天才てれび君」にゲスト出演したクサナギ君を見て以来、SMAPのメンバー中、一番親近感を感じていたのよ)

 稲垣吾郎君の駐禁切られるのから逃げようと発進しちゃったという、ひとつ間違えると人に怪我をさせかねなかった事例よりは、わはははもんで、お裁きが下った大物プロデューサーの詐欺事件よりはずっと軽微な話だと思うんだけど・・・

 大体、日本の男性って、宴会で酒飲むと、必ず、くだをまき、小間物屋を広げたり、裸踊りをしていたんだから(少なくとも、私が若い頃はそんなでしたな)、もう少し寛容に・・・って、グローバリズムの最中には言っちゃいけないんでしょうね。

 しかし、少なくとも、飲んで騒いで、挙句にセクハラしまくるエロオヤジやら、もっと酷い例では、た〜ぷり税金をかけての外遊中、国際的な政治の場にて「ヒック」と目が据わってしまったどこぞの誰かさんから比べたら、身を削り、プライバシーを犠牲にして稼いでいる芸能人がしたわいせつ物陳列罪なんて、かわいいもんじゃございませんか。

 まぁ、脱ぐ以前に、夜中に大声出して騒いでしまうというアホを30代半ばの青年がやっちまったというのが分別ないといえば分別ないんですが・・・。それだけストレスフルな日常なのかなぁ、なんてついつい同情しちゃいますね。

 気になるのは、案の定、地デジ絡みを含み、各社のCM打ち切りの報が相次いでいる事。この際、生活者の意向無視としか思えない地デジなんかも延期しちゃったらと思うけど、この被害、賠償金額にしたらすごいだろうねぇ。

 タカビーで反発を買うことも多いというジャニーズ事務所、どこまで火の粉を振り払えるのか、それとも、ここぞとばかりバッシングを受けてへたるのか・・・う〜む、申し訳ないが、第一義的には人の生死など深刻な問題に関わっていない事件なので、面白い見ものだなぁと言う気持ちですね。

 

 ひょっとして、クサナギ君も昨日あたり「鴨川ホルモー」を見ていて、吉田神社の儀、レナウンイエイエ娘の場面が刷り込まれちゃったんじゃなかろうかとついつい思ってしまったんですが・・・。

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