友人から「マイケル・ジャクソン見よう」とお誘いが掛かったレディスデー。しかし、私が選んだのは「風が強く吹いている」。箱根駅伝がテーマの三浦しをんの小説を原作とした映画。

 正月の風物詩と言える(のは関東だけか?)箱根駅伝が結構好きです。今年の正月は山の神、今井を越える、リス顔の少年、柏原君の新山の神が出ましたね〜。

 しをんさんの小説は「そううまく行くまい」と思うところもあるものの、グイグイ読まされるのです。出て来る面子のキャラが立っていましたからね。




 特に印象的だったのは王子ですが、映画の王子は私がイメージしていたよりも、がっちりした体型でありましたよ(笑)。

 神童を演じたのはNHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」でヒロインの弟、正平君を演じた橋本淳君で、「ちりとて」の頃から思うと随分背が伸びましたね。

 主役の小出恵介さん、「キサラギ」に出ていたのに、全然結びつきませんでしたね〜(だから役者なんだといわれればそれまで)。
 箱根駅伝の実写とエキストラ3万人に参加してもらったというロケとをうまく混ぜて、臨場感たっぷり。どうやら夏合宿の場は、この夏訪れた蓼科だったようです。

 むか〜しの映画は、特撮の時にピアノ線が映ってしまったりしていたけれど、本当に今の映画は処理が見事です。「鴨川ホルモー」を見た時にも、本当に祇園祭の宵山で儀式を行ってるみたいに映ってましたし・・・。

 山梨学院大を思わせる甲府学院大や、日体大をぱくった東京体育大学に、主人公たちが所属する寛政大学。架空の学校と、実際に箱根駅伝を放映する日テレや、スポンサーのサッポロビール、ウェアのミズノなど、虚実取り混ぜ。

 C.S.ルイスがナルニア国ものがたりの中で「うそにちょっぴりまことを混ぜると最強のウソになる」という意味の事を述べていますが、小説や映画って、その最たるものでしょうね。

 とにかく、見ていて、なかなか元気になるすっきり系映画で、私好みでした。いっしょに見た友人いわく「小出恵介、体絞ったね」だそうです。

 マイケルの方を見た友人とはg.u.で待ち合わせ。「よかったよ〜」「彼は天才だわ」を連発していましたね。初日に見た夫も、亡くなるまで、大して彼に思い入れが無かったようですが、「すごいね」と言ってました。「風」も結構混んでいて、隣のおっさんが息をすると、ヤニ臭くて参ったのですが、マイケルの方はきっちり座席指定で、席はあったものの、首を持ち上げて見なくちゃだったそうです。

 友人たちはg.u.で私おススメのマンストールを購入(ああ、いったい何人に買わせちゃっただろうか(笑))後、お好み焼き屋でランチ。

 大阪のB級グルメの達人である友人の指導の下、ぶた玉を焼いてこってりソースつけて、マヨネーズもつけて美味しく食べました。いや〜、映画の後はこういうのが楽しいの♪

 その後、あれこれショッピングモールの中をうろうろしたりして、結局、ダイソーの105円のヘナを2箱追加買いしただけでありました。g.u.であと少しで買いそうだったお買い得価格のチュニックを買わなかった自分を褒めてあげなくちゃ!?(何せ、タンスが閉まらないのが頭に浮かんだのです)

人気blogランキングへ