しばしばアホかと言われそうな「頻発」「連荘」をやらかす私ですが、昨日の「シャネル&ストラヴィンスキー」に続き、本日は、先週も行ったばかりのミニシアター、ジャック&ベティに行って2本立て上映のジャックの方で「プール」と「南極料理人」を見ちゃいました。(^^ゞ

プールはタイのゲストハウスが舞台の静かなドラマ。母親探しをしているタイ人の男の子がなかなか可愛かったのです。とにかく画面がきれい。こんな場所でうらうらと暮らせたらいいな〜と思いましたね。ただ、小林聡美さん演じるお母さんの「好きな事をするのが正しい」という理屈は、彼女の娘と同様に共感できなかったなぁ〜。

小林聡美さんは、むか〜し大林監督の「転校生」で初めて知った女優さん。演技のうまい子だなとは思いましたが、正直に言うと、ここまで存在感のある女優として大成するとは思いませんでしたね(「スプラッシュ」のトム・ハンクスを見た時と同じく)。

聡美さんのギターの弾き語り、なかなか良かったですわ。タイヨーという曲は今も耳に残る素敵な曲でした。
南極料理人は、先週見た「クヒオ大佐」で怪人を演じた堺雅人さんが、がらりと雰囲気の違う主人公を演じ、昭和基地より、もっと辺鄙な基地でノイローゼ寸前になりそうな隊員がいたり、遠く離れた恋人に振られてしまう隊員がいたり、オレはあと2、3年いたっていいんだと豪語する隊員がいたり、年齢層も性格も様々な登場人物が見ごたえありました。

そして、勿論、料理人の作る料理も美味しそう!(プールも飯島奈美さんがフードスタイリストなので、出て来る料理が美味しそうでした) 美味しい食べ物を食べるって幸せ!というのが文字通り、極限の地では強く実感されるのが伝わって来ます。隊長とラーメンを巡る場面やイセエビのフライの場面は笑えましたね〜。

プールは女性監督らしい、たおやかな作品(昼ごはん食べた後なので、眠たくなりましたが(笑))、南極料理人は男性監督らしいきびきびした作品で、どちらも食べ物が重要な脇役という共通点があり、なかなか上手な2本立てでありました。

何せ、思いついてダッシュだったので、時間がギリギリなので、先ずは友人と先にご飯を食べて(不二家発祥の地とも言える伊勢佐木町の不二家レストランにて。雰囲気が良い店なので、12時半くらいになるとほぼ満席でしたね。皆さん、やっぱり不二家を例の事件があったからとて見捨ててはいません)から映画鑑賞とあいなりました。

先週の映画はそこそこの入りだったけれど、今日の水曜レディスデーはかなり混んでいて、うまく席があったから良かったけれど、ひとつ間違ったらまん前になりかねない位でした。レディスデーだけど、シニアのおじちゃんもいて、笑うこと、笑うこと。やっぱり南極料理人の人間の根源的な部分での本人必死の言動のおかしみは男性にも大受けなのかも知れませんね。

今日も楽しい1日でした♪