平均気温は高めですと言われても信じがたいのは、この冬の寒暖差が大きく、落ち込む日は思い切り寒いからでしょうかねぇ〜。

今日も朝はまずまずでしたが、9時前に外出すると、ぽつぽつと降り始め、用事が終った正午頃にはかなりの本降り。それが、まぁ、氷雨ですわ。雛祭りも終わり、春の気配いっぱいに!と期待する心があるだけに、堪えます。さぶっ!

天気が良ければ、お友だちからご案内メールをいただいたモトマチ界わいのギャラリーに画を拝見しにと思ったものの、こう寒くては、早く帰宅してあたたまりたくて仕方ない。

結局、外出間際で受け取った市立図書館の予約本到着お知らせメールに従い、本を1冊受け取ってきただけに終りました。

この本、買いたがらない、欲しがらない若者たちが主流になっているので、この先の経済界はどうしたら良いかという問題提起の本なんですが・・・ワタシャ、思いました。今までが異様だったのよ。何でもモノ、モノ、モノ、で溢れさせて、人より高いものを持つ事で妙な優越感を抱いて・・・

欲しがらない若者たち


全国書店ネットワーク e-hon


どうも私って、今の20代の若者に極めて似た考えの持ち主らしく、イケイケドンドンが多かった同世代の中では非常に浮きまくっていました(そういう言葉はなかったけれど、要するにKYだったって事)。

やっと時代が私に追いついてきたのね〜!?

・・・って言うと「甲斐小泉みたいなヤツばかりだと経済成長は止まる」と言う声も聞こえますが、大量生産、大量販売、大量廃棄はとっくのとうに曲がり角に来ていると思います。

日本がダメなら、経済成長著しい諸国に売り込め!ってのも、ツケをほかに回しているだけの気がするんですよね〜。(トカラ列島など、南方の島や九州の沿 岸などには、そういう国々から流れ着いたゴミが相当たまっているらしいですよー雨に降られた昨夏の皆既日食ツアーでゴミ拾いしたと言う夫も申しておりました)

停滞と言う表現を使う人もいると思いますが、成熟した、落ち着いた、騒がしくない生活でいいのではないですか? 拡大、成長の叫びは、時として、いえ、しばしば、他国の領土を踏みにじる方向にも走りますから・・・・

この本がもう一つ問題提起しているのは、これは私にも耳の痛い話ではありますが「そういう若者たちが、自分自身の生産能力が低いという事」なんだそうです。面倒ごとはいや、という事は、誰かがやってくれる事を期待する・・・料理、手芸、農作業、などなどなんだそうで。

私は必要に迫られて料理は毎日しますけれど、概して、和モノまったり、ほっこりが好きな若者たちが手作り能力が高くないんだとか。

今までとは違った「成長」「生産」の方向性がチラリと覗けたように思います。