昨日、お出掛けの時に駅のエスカレーターに乗りながら、つくづくと手を眺めてしまいました。

寒いぞ!ではめていたのは100円で買った手袋。化学繊維のフリース製です。手首まわりには合成皮革がついています。

毛羽立っています。合成皮革はいかにも、です。100円だからと思えば上々です。機能的には多分、もう少しお高いものと遜色ないでしょうね。

その下に、実はもう一つ手袋というかミテーヌをつけてました。こちらはお気に入りの鎌倉マニマニの指なし手袋。手の甲を覆い、指は出てるので、suicaを出したり、小銭を扱うのに便利。日焼け止めも兼ねて、年がら年中、生地違いのものを愛用しています。

で、このミテーヌ、お安いものでも2千円台です。一応国産です。夏場はレースですが、秋から初夏まではポンチ生地に滑り止めの革付きです。

ポンチ生地は毛です。革は本革です。

毛羽立ってなぞいません。革も大分使い込んでいるものの、自称「いい感じ」であり、しょぼくない(と信じています)。
ミテーヌを一双買おうとすると、100円手袋が20以上買えます。

この差は何だろう?

確かにミテーヌをやってる時は、気にならないと言うより、密かに「いいでしょ」と胸を張っていたりします。つけてて嬉しいです。たまには「いいわね」と人から言っていただいたりすると、もぉご機嫌。

他方、100円手袋を褒めてくれる人はいないし(たま〜に安さを褒めてくれる人もいないではないですが)、はめていて、楽しい気持にはなれないですね。「人から見たらすぐに分かるでしょうね」と値踏みを怖れる気分。^_^;


これが、高いとは言ったものの、私にも手が届く価格の手袋という比較ですから、たかが知れていますが、世の中にはもっともっと差額が大きいものはゴマンとあります。

もう少し高くなると、バッグや時計や洋服など。

そして、車。

居住地も含めた家。


高いものと安いものの差が、20倍以上と言っても、その差はせいぜい数千円という場合もあれば、差が3倍とか言っても、実は何千万円、時として億の差というケースもあるでしょう。


その差の中には絶対に高く払っても満足したいものと、そこまで払う必要あるかさというものもあるでしょうね。

服飾雑貨に車、そういうものは、基本の機能を抑えていたら、あまりに自分の趣味と合わないという場合以外、わざわざ高いものを買う必要性に乏しいと思う方、多いのではないでしょうか?

だからこそ、服飾雑貨、車、売り上げが落ちたんだと思います。

落としてしまうリスクのある宝石よりは、キラキラして華やかなビーズでよし、確かにばらしい仕立てとは分かってるけど、ユニクロが何十着も買えるようなお値段の服は必要ない、高級店に行ったら上客として見て貰えると言われても、そんなところに行かないのだから要らない高級ブランドの時計に靴・・・そして、燃費よく安全に走ればいいんだよの車・・・などなど。


そんな事を考えていたら、ちょうど(シンクロニティ?)図書から到着のお知らせが来た本がこれだったんですね〜。



さ〜て、今日もこれからお出掛けです。

天気予報では午後からお日様が顔を出し、昨日と違って気温急上昇って言ってましたけど、正午に近付いた現在、全然あたたかくないし、どんよりで今にも降りそうな空模様ですよ〜。^_^;