昨日は本末転倒のポイントカードについて考えてしまいましたが、今日は某通販経由で「お客様へ」という事で(要するに名簿を売ったって事でしょうな)、日帰りの旅のご招待券なるものが送られてきました。

本人ひとりならただ。同伴者は9800円というよく聞くパターンです。

行き先は石和温泉の立ち寄り湯。花の名所らしい神社や美術館などにも寄り、写真で見る限り豪華そうなランチも・・・

こういう物見遊山系のお遊びは一人で行って楽しいというほどの達人になれないのが普通の人。多分、9800円払っても、二人で割れば4900円よね〜、と申し込むんでしょうなぁ。

で、問題はだ、最初の部分にジュエリーショップへのお立ち寄りがある事。

このショップの名前を検索かけても、まだ何も出て来ません。

ひところ、ミュージアムを名乗る某所について書かれたブログをたくさん見ましたが、こちらは新参、あるいは姿かたちを変えての登場でしょうか。ちなみに某ミュージアムもホームページを持っておらず、所在は不明ですが、行った人たちの証言(?)によると、みなとみらいにもあったようです(既に過去形の可能性もあり)。

某ミュージアムについては買った商品も含め、好意的な事を書いている人は3割くらい、残りは「あんな高いものを並べている」なら良いほうで、「貴重な時間を90分、外に出る事も許されず無駄に使われた」と怒ってる方が多かったですね。

特に家族を誘って来た人の中に、その家族がしてしまった買い物について(健康に良い云々という説明に高齢の連れがコロッと参ったらしい)不安や不満、後悔の念がにじんでいる人が印象的でした。

中にはそんなの最初から読めているという事で、敢えて検証してやろうという気持で乗り込んだ勇ましい方もいらっしゃって、そういう方は想定内だったという事で退屈な90分を堂々と過ごされたようですし、そこまでの猛者に対してはショップの店員ミュージアムの係さんもしつこい対応はしなかったみたいですよ〜。

で、このギャラリーってのも、多分同様なんでしょうな。

この間、友人が誘ってくれたドコモプレミアクラブの日帰り温泉+ランチバイキングが通常価格が4800円くらいに交通費が往復で2500円内外、結局前泊までしてしまって5500円+ビール代、等々で10000円でもお釣が来ないで、加えて、観光なんてろくにしていないんですから、それを思ったら、連れが一人だけで9800円を払って折半すれば、一人分でも明らかに安いことは間違いありません。


まぁ、この手の格安バスツアー、このお買い物のバックマージンで成立していると言うそうですから、仕方ないといえば仕方ない。

じっつは甲斐小泉、来月にご近所の皆様と近所の旅行代理店が発売したお安いバスツアーに行くのですが、今回の無料ご招待の内容と比べ、恐らくお食事内容がかなりしょぼいだろうなぁ〜とは覚悟してるんです。それで一人5980円であります。(同額同所主催の石和と同じ山梨県の下部温泉立ち寄り湯+お花見ツアーもありました)

今回の豪華そうなツアー、典型的な「誰かが経費を負担してくれているから、他の人は安い」。逆に言うと・・・ツアーご一行様の何人かが買ってくれていればツアーが赤字にならないほど、扱っている商品の値段は割高であろうぞ、という事なんでしょうな。

もしも、このツアーと同行程、あるいは似たような感じのバス旅行を楽しみたいなと思っていたとしたら、さぁ、皆様ならどうなさいますか?

根性入れて、一人で追加料金ナシで行き、ジュエリーショップにそっぽを向いて店員に呆れられるか、あるいはしつこい対応をされた場合は、どんなにウザくてもにこやかにキッパリとお断りする!と覚悟をしますか? それとも、誰かと一緒に根性を入れて、少々お金を払ってるからとショップでバッくれますか? あるいは、羽振りの良いご同伴者を募って、そちら様にお買い物をお任せして、虎の威を借る狐として、ショップの店員さんの極上の対応にご相伴つかまつりますか?

それとも、委細構わず太っ腹に買っちゃう?


・・・・甲斐小泉は・・・勿論、小心者ですから、最初っから手を出せません(と言いながら、この内容、かなり魅力的だな〜とは思って、DMを即資源回収に出すのを躊躇したりしてるんですけどね(笑))。